学校に居場所がなくなって一気に「陰キャ」に……
和田さんは内気で控えめなイメージだったので「特攻隊長」と聞いてギャップに驚きましたが、内に秘めた熱さを感じました。子どもの頃からそういう性格ですか?
- 和田
そうですね。小学生の頃はその熱さはオモテに出ていて、「引っ張っていくぜ!」みたいなところがけっこうあって。学級委員もやっていたくらいでした。
学級委員もやるなんてリーダー気質ですね。ということは、クラスの中心的グループにいたとか?
- 和田
いました。小学校って足が速いと目立つじゃないですか? 私、足が速かったんです。だから、リレーの選手とかに選ばれたりしてキャッキャしていました。
アクティブな子だったんですね。
- 和田
外でも遊ぶし、どちらかというと「陽キャ」サイド。今は「陰キャ」サイドです(笑)。
「陽キャ」から「陰キャ」に変わったのは中学生から?
- 和田
小学生からアイドル活動をやっていたんですけど、中学生になったら学校のみんなに知れ渡って、ほかの人と違う見られ方をしちゃって。同年代の子や後輩にもいじられまくって居場所がなくなって一気に陰キャになっちゃいました。
ツラい時期ですね……。
- 和田
その学校でいじられて塞いじゃっていた時期に出会ったのが、「ゆるめるモ!」さんです。「自由」や「手を差し伸べる」感じがあって、そこに惹かれたんだろうなって思います。最初は、YouTubeを観ていたら「ゆるめるモ!」さんの曲がおすすめで流れてきて。映像を観たら曲がめっちゃ良くて、あのちゃんも可愛くて、どんどんあのちゃんにハマっちゃって。めっちゃ調べて過去の映像まで辿りました。
ライブにも行っていたんですか?
- 和田
はい。私、家ではイヤホンをせず、大音量で音楽を流すタイプなんですけど、家族も「その曲いいじゃん」って、染まっていってくれて。そのおかげでライブに連れて行ってくれるようになって、何回も行きました。
塞いだ気持ちを救ってくれた「ゆるめるモ!」の楽曲で、とくにお気に入りの曲はありますか?
- 和田
最初に好きになったのが『うんめー』って曲で。メロディーも良いけど、メンバーがインタビューを受けているところから始まるミュージックビデオが良くて。みんな過去について語りながらも、誰か人のために歌っているところに惹かれました。