グラビアから来てくれる人も増えたらいいな
そうして受けたオーディション。それまで歌もダンスもやったことはなかったんですよね?
- 大白
なかったです。なので何次審査だったかで、歌とダンスを見せる機会があったんですけど、その審査をやらなかったです。
やらなかった?
- 大白
「やって」って言われたけど、「やりません」って言って……(笑)。いや、オーディションには本気で受かりたかったんです。でも、やったこともない、できない歌とダンスを見せるんだったら、やらないほうがいいなと思ったんです。結構、「0か100か」を選ぶ人間で。
度胸があるというか、大物感があるエピソードです(笑)。「0か100か」というと、完璧主義者なタイプ?
- 大白
ですかね。ライブ中も「ここはうまくやりたい」って思ってたことができないと、よくないことなんですけど、すごくテンション下がっちゃいます(苦笑)。だからちょっとした振り付けも覚えられなかった最初の頃は、心折れてばかりでしたし。いまだにライブは「楽しい」より「不安」が勝っちゃいます。
いざ、なってみたアイドルの道は険しかった、と。最初に「アイドルは楽しい」と感じたのは?
- 大白
ライブではなく撮影でしたね。デビューシングルの『深海』を出すときに、初めてメイクさんに顔を作ってもらったり、衣装を着せてもらったりしたときに、「かわいい!」「アイドルになった!」って思えたのを覚えてます。
やっぱり「かわいい」が原動力になるんですね。
- 大白
最近、ファンの方に「かわいくなったよね」って言われることも増えてきました。「昨日より今日がかわいいね」とか、「ももちゃんがかわいいから来てみたよ」とか。それが最近の嬉しいことですね。「昨日より今日のほうがかわいいね」とか。
また褒め上手な人がいますね(笑)。かわいくなるためにやってることは?
- 大白
めっちゃ顔の研究をしてると思います。もともと好きだったんですけど、かわいい子の写真を見て、「こういうメイクがいいんだ」とか、「かわいい子はこのパーツがこうだからかわいいんだ」とか考えるのが好きで。
とにかく写真を見るんですね。今年に入ってグラビアにも挑戦し始めましたが、それもその研究と少し繋がっていそうです。
- 大白
そうですね。グラビアも見てるうちに好きになりました。グラビアって強いメイクをするとか、めっちゃ着飾るとかじゃなくて、見せるのは女の子のナチュラルなかわいさじゃないですか。それがいいな、「私もやりたいな」って思いました。今のfishbowlのお客さんって、楽曲で来てくれる方や、静岡に住んでて親目線で見てくれる方がたくさんいるので。グラビアから来てくれる人も増えたらいいなって思ってます。