「さわやかのハンバーグみたいになりたいなって思ってます」アイドル楽曲大賞1位に輝いたfishbowl・大白桃子が語る静岡拠点グループの目標

初めてそう思えたのは去年の1周年ライブかもしれないです。静岡市清水文化会館マリナート大ホールだったんですけど、初めてのホールでたくさんのお客さんを見て、「ここまで来れたんだ」って。あとはそれこそ『熱波』とかで、お客さんと一緒になってライブしてる瞬間はすごくテンション上がってますね。

あとはこうして今、毎週のようにライブさせてもらうことだったり、ショウさんのいい曲を歌わせてもらうことだったり、それでお客さんが好きでいてくれることだったり。全部当たり前じゃないことはわかってて、それが揃ってることってすごいんだよなぁって、たまにしみじみ思います。

アイドルっぽくないのにアイドルのライブで盛り上がるのは本当にすごいと思います。歌うのも難しいし、よく考えないと難しい歌詞とか、使ったことない単語とかいっぱいあるんですけど（笑）、でもその難しさがあるからこそ、今こうして話題にしてくれる人たちがいるんだよなぁって。

『観察』の“思い出すのは最初と最後が多いらしい”が、「本当にそうだな」って納得できて好きです。私もアイドルを始めた頃のことははっきり覚えてるんですけど、正直、忙しくなった去年くらいから「あれ？　1ヵ月前って何してたっけ？」みたいな感じが多くなってて（笑）。でも、最初の頃はすごく覚えてる。だからきっと、私がアイドルを辞めるときも、忘れない記憶になるんだろうなって。

急に思いついた文章だったんですけど、でもそうなのかな？　私がお母さんになったときに、子どもに「お母さんって昔何やってたの？」って聞かれるとして、「アイドルやってたんだよ」って言えるのって、限られた人じゃないですか。そう言えるアイドルで居たいなって思いました。

「さわやか（炭焼きレストランさわやか。静岡の有名チェーン）」のハンバーグみたいになりたいなって思ってます。さわやかのハンバーグって、これが目的で県外から来る人もいるし、「せっかく仕事で静岡に来たから、さわやか寄って帰るか」って思う人もいるし。静岡の人もさわやかは誇りに思ってる。fishbowlもそうなりたくて。

だからこそ、今年は静岡でもっとライブがやりたいです。静岡が大好きだし、東京や地方から静岡に来てくれる人をもっと増やしたいです。

だと思います。あとは個人的にですけど、そろそろ“レス”ができるようになりたいです。

です。ずっとやりたくて、毎回ステージに上がる前は「今日はピンクのペンライト振ってくれてる人、全員にレスする！」って気持ちなんですよ。でも上がった瞬間に「あ〜、今日もだめだ。恥ずかしい……」って。それを毎回繰り返してるんです（苦笑）。

ファンの人からは「ももちゃんはわざとレスくれないんでしょ？」「いじわる」って言われるんですけど、そんなことないんです。やりたいんです。今年こそ……（笑）。