INTERVIEW

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解散まで推し走れ!BiSHオタク座談会!「メンバーのオタクへの感謝がすごくて、愛が伝わってくるんですよ……」

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チッチの「紅白出たかった」発言の時、オタクの中で笑い声が

さて、ではここからは、メンバーの魅力について話していきましょう。

  • かばら

    アユニちゃんのどこが好きなの?

  • キャプテン

    BiSHのアユニちゃんって、アイドルを演じているというか、“アイドル”を身に降ろしてステージで披露してる感じじゃないですか。でもPEDROでは全部詩を作って、最後のアルバムでは作曲もして、アユニ・Dそのものが活動から伝わってくるのが好きなんです。
    あと正直、今のBiSHってお金を払わないと前で見れなくて、PEDROは小さいライブハウスでも見れるから。

  • ぬきぬき

    他の推しからしたら、うらやましい。

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  • かばら

    推しだけをずっと見てられるのはいいですよね。でも僕の場合はBiSHから入ってるし。今の6人の関係性とかを含めて、好きなグループだからね。6人の個性やキャラクターがバラバラなのがすごくいい。

  • ぬきぬき

    性格や趣味が合ってる6人じゃないけど、ひとつになると6人ならではのBiSHというのを見せてくれる。最近ではひとりひとり仕事があって、歌ってる人もいれば物書きしてる人もいればファッションとか、テレビ出てる人もいて。それぞれ頑張ってるけど、やっぱり6人になった時が一番良いですよね。

  • かばら

    ヒロミさん的にリンリンの魅力って?

  • ヒロミ

    ちょっとぐちゃぐちゃな感じのライブの時のシャウトが好きで、その割にハロプロとかが好きっていう、相反してる感じもすごく好きです。あとはここ最近急にリンリンが感謝を伝え始めてる気がしていて、昔から思ってはいたんだろうけど、表に出せるようになってきたのがうれしいなって。多分、WACK合宿オーディションのあたりから、そんなふうに見えて。

  • かばら

    リンリンは合宿で「自分がBiSHを背負っているんだ!」っていうことを改めて自覚することによって、変わったように見えますよね。

  • ぬきぬき

    でもアユニちゃんも最近変わりましたよね。あんなしゃべるコじゃなかった。

  • かばら

    PEDROをやってだいぶ変わったよね。内面で思ってるだけじゃだめなんだみたいな。

  • キャプテン

    さっきのリンリンさんの話じゃないですけど、オタクへの感謝がすごくて、愛が伝わってくるんですよ。PEDROのライブで「あなたたちがいてくれるおかげで私は生きてる」みたいな感じのことを毎回言ってくれるんです。それこそ最後出したアルバムとか、人への感謝が伝わってくる歌詞がすごい多いです。

  • かばら

    でもその辺って、やっぱ解散決まってからなんだよね。今考えてみると。その時期から変わっていった部分はあったのかなって。

  • キャプテン

    19年の11月とかですよね。NHKツアー(NEW HATEFUL KiND TOUR)の途中とか。

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  • ぬきぬき

    紅白に出たいとか言い出したり。

  • かばら

    NHKツアーってことは紅白の布石かなって思ったけど、それまではそんなこと言ってなかったもんね。

  • ヒロミ

    チッチが「紅白出たかったです」発言した時に、オタクの中で笑い声がしたのをめっちゃ覚えてて。でもチッチがあまりにも真剣に語るから、空気がぴりっとしたんですよ。

  • かばら

    昔からのファンは正直、出れるわけないって思ってたから、冗談と感じる人もいたろうね。

  • ぬきぬき

    簡単には出れないですもん。

  • かばら

    シングル出すたびにミュージックステーションに出れてた訳でもないし、お茶の間に届いているグループとは思えなかった。一般人がBiSHって名前を聞いて、「知ってるよ」ってなったの、本当に最近だと思うんですよ。

  • ぬきぬき

    今は高校の同級生とか職場のパートさんから「BiSH解散するじゃん」って言われたり。

  • かばら

    解散発表はね……。テレビの『スッキリ』でやったのは。今のやり方としては正解だったんだろうとは思うんですよ。けど、正直こっちからすると、はあーって感じですよね。何で俺らの前で言わないんだろうって。

  • ぬきぬき

    ファンを優先してほしい気持ちありましたね。

  • かばら

    たしかに、それが外の人間に届くアプローチだと思うんですよ。まぁ、今の現場は、自分たちの方が疎外感を感じるぐらいに新しいファンしかいないし。そういうファンや世間に訴えたという意味では正解だったんですよ。でもね………。まあ別にBiSHが嫌いになったとかそういう話じゃないし、なんだかなと思いつつも、でも受け受け入れるというか。

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複雑ですよね。ずっと応援してきた人からしたら。

  • かばら

    自分たちとかはメンバーと一緒にライブを作ってたって気持ちがすごい強いんですよね。戦友意識というか。

  • ぬきぬき

    それはそうかもですね。

  • かばら

    もちろんBiSHのポテンシャルもあるんだけど、そこにファンがいて、色々なリアクションがあって。その熱量が「ちょっと面白いグループがあるぞ」って外に届いて、また大きくなっていったっていう。BiSHってロックバンドに近いというか、なんでもありで。モッシュとかダイブとか、ハチャメチャな感じがあったし。

  • ぬきぬき

    最初は旧BiSの研究員もいて、「あいつらより面白くやんなきゃ!」って思ってる人が多かった気がします。

  • かばら

    旧BiSの研究員って、ちょっと神格化された部分があって、それに乗り遅れた人たちがBiSHに集まって、旧研究員と一緒になって追体験をするみたいな。

  • ぬきぬき

    メンバーの生誕でトラックを走らせたり、駅にポスターを貼ったり、「面白くしなきゃ! 俺らが盛り上げるぞ!」みたいなムードがあったよね。