ついに初の全国流通盤リリース。北海道を拠点にするタイトル未定の次の野望は？「3年経って“いつか”って思える自信はついてきました」

「ライブ中に告知VTRがあるよ」って聞いてたんですけど、その映像を誰も当日のリハで見せてくれなかったんですよ。「何かサプライズですかー？」ってふざけて聞いても、スタッフさんには「いや、そういうんじゃなくて、ちょっとまだ映像ができてないから」って言われてて。

「え？」とは思いました（笑）。で、リハが終わって楽屋にいたら、スタッフさんが「報告があります！『花』と『栞』、Wタイアップ決まりました！」って。

乃愛ちゃん、泣いてました！

優ちゃん（冨樫）も感極まってたよね。

（笑）。でも本当にボロ泣きでした。開演直前も直前、始まる30分前だったので急いでメイクを直したんですけど。

でも確かにあの日は本当に、話が大きすぎて実感がわかなかったです。他人事じゃないけど他人事に聞こえるような、ふわふわした感じだったよね。

直前だったから整理もできなかった（笑）。

個人的に、タイトル未定のふたつめのデビュー曲みたいに思ってる部分があります。タイトル未定らしさがちゃんと詰まってて、この曲を私たちの曲の中で初めに聴いた人にも「こんなグループだ」っていうのが伝わるような曲だと思います。

まっすぐさとか真剣さとかもそうなんですけど……最近、エゴサすると「歌詞がちょっとクサい」って言われてるんですよね。でも悪い意味じゃなくて、「クサいけど、タイトル未定が歌うと嫌な感じがしない」って。この曲も、ちょっと照れるような夢でも私たちなら歌える、誰かの背中を押すことができるんじゃないかって思います。

歌詞でいうと、葉菜ちゃんが「ふたつめのデビュー曲」って言ったように、本当のデビュー曲の『踏切』の歌詞とリンクしてる感じがあるなって思いました。いろいろあるんですけど、例えば『踏切』で“今から会いに行くから”と歌ってたのが、『花』では“待っていてね 君に会いに行くから“になってたりとか。

ですね。私たちの第2章の始まりというか。あと、“大地”とか“大海原”とか、ザ・北海道っていう自然を感じられるのも、ほかのアイドルさんにはない部分かなと思います。