1月14日(土)。
瀬戸内エリアを拠点に活動するSTU48の福田朱里が、本人の地元・高松でアイドルイベント「フクフェス」を開催した。そのラインナップはSTU48のほかに、手羽先センセーション、HelloYouth、ひめキュンフルーツ缶、Payrin's、Yamakatsu、くぴぽ。
その“ガチすぎる”チョイスに中国、四国のアイドルファンが騒然。その裏側をプロデューサーの福田に聞いた。
手羽先センセーションさんの路上ライブに衝撃!
まずは、「フクフェス」を率直に振り返っていかがでしたか。
- 福田
よく実現したなと(笑)。フェスは前からやりたいと言ってて、STU48のサイトにある自分のプロフィールページの「密かな野望は?」っていう欄にも掲げていたんですけど。
そもそもどうしてフェスをやりたいと?
- 福田
2021年の「やついフェス」に出たのが大きくて、本当に衝撃的だったんです。私たちの前が手島優さんのいる爆乳ヤンキーで、後がにゃんこスターとか芸人さん。そんな並びで出たことなかったから、すごい面白いなと。こういうのをやったら見てくれる人がいるんじゃないかなって。
今回のフェスで驚いたのが出演するアイドルを全部福田さんが選んでいたという。SKE48ファンというのは知られてましたが、こんな詳しかったんですね。
- 福田
もともとAKB全盛期の頃に小学生で、そこからアイドルを好きになるという王道パターンなんですけど、それでもハロプロとかでんぱ組系とか、メジャーどころしか知らなかったんです。でも自分がアイドルになってから、色んなところにアイドルがいると知って、面白いなと。
ほうほう。
- 福田
デビュー当初はあまりお仕事がないから、勉強しようと思って普通にチケットを買ってアイドルイベントに行ったんです。そしたら、テレビに出て歌うだけがアイドルのゴールじゃなくて、色んなところを目指している、色んな魅力のあるアイドルがいることに気づいたんです。それで住んでる広島から大阪や福岡までアイドルを見に行って。
遠征もしてたんですね。
- 福田
それまではただ可愛いとか、ダンスかっこいいとか、衣装キラキラみたいな感じで見てたけど、自分がアイドルとして、他のグループを見ると目線が変わってくるんですよ。メンバーがどう動くとか、あとファンの熱量とか。
学ぶことが多いんですね。路上ライブも見ていたとか。
- 福田
手羽先センセーションさんを知ったきっかけがそれです。STUの出張公演で名古屋のSKE48劇場に行ったんですよ。昼間に時間があったので街をぶらぶらしていたら、手羽先センセーションさんが路上ライブをしていて。ファンの人が靴を持ち上げながら飛び跳ねてたのがめっちゃ怖くて、ちょっと後ろから見てたんですけど(笑)。家に帰って改めて曲を聞いたらめっちゃ良くて。それとユニドル(女子大生のアイドルコピーダンスサークルによるダンス大会)で、AKBやももクロと並んで、手羽センの『始まりのシグナル』をやってるところがめっちゃ多くて、これはすごいことになりそうだなって思ったり。
今でもけっこう見てるんですか?
- 福田
最近はあまり行けてないんですけど、どこがイベントをやってるとか、出順を見て、ここが伸びてるんだとか、チェックしてますね。
もうプロデューサー目線ですね。
- 福田
フェスをやるってなったら、周りの人に動いてもらわなきゃだし。自分が100パーいいって思えるものを提供したいなと。見る目もさらに変わりました。
でもただのアイドルオタクに収まらず、よくぞ大人をちゃんと巻き込んでフェスを実現させましたよね。
- 福田
やっぱりそこが一番難しくて……。私は指原(莉乃)さんとか、佐々木彩香さんじゃないから、自分がやる意義っていうのを見出すのが難しくて、そこは周りの方に恵まれたのかなって思います。
出演メンバーを決めて、開催を決めた感じですか?
- 福田
いや、やるって決めてからですね。だから頭を抱えてた人もいるんじゃないかなって思います(笑)。メジャーどころをひとつぐらいは呼ぶだろうと思いきや、ガチで私が好きな人を呼ぶっていう。
正直、福田さんのファンでも知らないアイドルがいたんじゃないですか?
- 福田
これをきっかけに勉強し始めましたって言ってましたね(笑)。