4カ月連続ソロ写真集企画真っ盛りのわーすた・廣川奈々聖＆松田美里インタビュー「8年目にして初めてありのままの自分に向き合えました」

めちゃくちゃ嬉しかったです。やっぱり写真集って普通、グループの中のひとりが大事なタイミングで出すイメージがあるので、まさかこうして全員、しかも連続で出させていただけるなんて。わーすたは12カ月連続で新曲発表させていただいたことがあるんですけど、書籍の連続リリースは聞いたことないし。本当に贅沢です。

私も嬉しかったです。私は私自身ではなく、メンバーのお顔に自信があるので（笑）。3人のお顔に、3人が持つ雰囲気、写真集はそういうもの全部が前面に出るので、それが世に出ていくと思うとワクワクが止まらなかったです。

それぞれが出すというのもあるんですけど、ファンの方々は猫耳がない私たちというだけで新鮮さを感じてくれてるみたいです。普段も私服でイベントとかに出ると、それだけで「今日は珍しいね」って言われるので（笑）。写真集となったらもう、かなり良いリアクションがあるんじゃないかなって思います。

一番に思ったのは「私、こんな表情するんだ」ってことかな？　撮影中はわからなかったんですけど、上がってきた写真を見たら「こんな顔、表で見せたことないや」っていう良い顔ばかりで（笑）。

私も自分で「誰これ！」ってなった（笑）。あと、もともと自分のコンプレックスだったパーツや体型が、ソロの写真集だと気にならないんだなって発見がありました。ほかのメンバーがかわいい分、私はよくメンバーと比べちゃうんですけど（苦笑）、今回はまったくマイナスの気持ちにならなかった。8年目にして初めてありのままの自分に向き合えた気がします。

そうなんです。私が一番はじめのリリースだから当たり前なんですけど、4人連続なのにひとりだけ制作が進んでいくのがなんだか不安で（笑）。だからメンバーにたくさん意見をもらいました。「自分が好きな自分」じゃなくて、「客観的に見たときに、良い自分」が残る写真集にしたいっていうのも強かったですね。

でもタイトルは自分たちでそれぞれ決めたんですよ。私の『なちゅらる』も、美里の『となりがいい』も。

表紙は私らしいけど、写真集の中には普段の私っぽくない、いろんな表情の幅があるなと感じたので、「タイトルも私らしい、ちょっとあざとい感じにしよう」と思って『となりがいい』にしました。他にも何十個か候補があったんですけど、この表紙にはこれが一番合いそうだなって。

マネージャーさんにも相談したときもあったし、めっちゃ考えたんです（笑）。漢字2文字の言葉とか、英語もありだなぁとか。「何か含みがあったほうがいいな」と思って「……」を入れたり、いろいろです。

含み??

私は「着飾ってる写真集より、背伸びしてない感じがいいな」と思ってたんです。実際に撮影が始まってもその心持ちのままいることができたので、『なちゅらる』にしました。ひらがな表記なのはこだわりです（笑）。

本当だ。すごいね!?

それ、ファンの方にも言われたんですよ。言われて「たしかに！」ってなりました（笑）。

はい、「ちゅら」の部分は全然考えてなかったです（笑）。「なっちゅん、上手いなあ」って雰囲気になってるんですけど……ミラクルでした。そこまで考えてたことにしたいんですけど、もう遅いですね（笑）。