岡田彩夢・カバーガールインタビュー「自分の中での“アイドルのキラキラ”は……」

私が特に好きなのは『じゃんぷ！』です。

おっしゃっていただいたとおり虹コンにはたくさんの夏曲があるんですけど、その中でも「ハイテンション！」「キラキラ！」「恋愛！」みたいなテーマじゃなくて、じわじわ、むわむわした夏の熱気の中で、青臭くてちょっと痛い青春が詰まった感じの曲で。

“グラウンドで泣いてる、夏が終わってしまった野球部のマネージャーを遠くから眺める”ところから始まるんですけど、その“第一線じゃない人の青春”って雰囲気がいいなぁ……って。

それはありますね。アイドルなんて一番向いてない人間だと思ってましたし、母にも虹コンになる前にそう言われてましたし。中学の頃の思い出は全部、オタクだらけの美術部活動です。

はい！　私、熊本から大阪に引っ越した中学入学の頃に二次元オタクになったんですけど、「友達を作るには部活に入らなきゃ！」って思って、いろんな部活を訪問したんです。そのなかで美術教室の前に初音ミクの絵がいっぱい張ってあるのを見て、「せっかくなら友達もオタクがいい！」「ここは絶対に仲間がいるぞ！」って。

3年生のときには部長を任されてたんですけど、「地域のお祭りのポスターづくり」みたいな部の恒例制作以外は、部長権限で「みんな好きなものを作ってOK！」にしてました（笑）。男子はガンプラ作ったり、私も自由に二次創作したり。ゆるかったですけど、本当に楽しかったなぁ……。