岡田彩夢・カバーガールインタビュー「自分の中での“アイドルのキラキラ”は……」

『プリパラ』っていうアイドルのアニメ＆ゲームと出会ったのが理由です。それまではアイドルに対してあんまりいいイメージがなかったんですけど、『プリパラ』を観て、「自分で“理想のアイドル”を作ってそれを演じれば、自分の理想の姿でキラキラできるんだ」「アイドルっていいな」って思い直して。

今も虹コンのメンバーとして、自分が思う目一杯のアイドルをやってます！　まぁ、「3次元の人間が“理想の自分”だけで活動していくのは難しかった」って悩みはあるんですけどね。人間だから出ちゃう弱音もあるし、人間だから他の人の同じ努力をしても成長スピードも違いますし。

私は「パフォーマンスがすごいこと」「ステージ上で理想の自分になれること」がアイドルの条件だと思ってるんですけど、そういう意味でアイドルの岡田彩夢をいまだに認められなくて。結局「虹コンが好きだ」って思いとどまったんですけど、一度本気で「もう自信がない。卒業したい」って思ったこともあったんです。

でも最近、ファンの方がすごく嬉しい褒め方をしてくださったんですよね。「彩夢ちゃんがステージ上の彩夢ちゃんを見られないのがすごくもったいない」「俺達はこんなに見せてもらってるけど、自分でも見られたら絶対に自信がつく。すごいんだよ」って。

本当に励みになりました。私、自分に自信がなくなったタイミングで、やっと「アイドルとファン」の構造が“いいことの循環”なんだって気づいたんです。ファンの方は私たちアイドルを精一杯応援してくれて、私たちも……私たちのことを好きでいてくれる人のことが嫌いなわけないじゃないですか。

好きな方々に励まされて、それで私たちに自信がついていいパフォーマンスができたとしたら、それをまた皆さんが喜んでくれる。すごく素敵な構造なんだって。

キラキラはまだまだ、全然です。正直、自分の内面はそんなに嫌いじゃないんですよ（笑）。オタクらしく世の中を面白がって、いろんな知識を吸収してラジオで話したり、趣味で描いてきたイラストでグッズを作らせていただいたり、個展を開かせていただいたり。

そういう自分は好きですけど、自分の中での「アイドルのキラキラ」は「ステージでの輝き」なので。ステージでの自分を好きになることを目指して、もっと頑張りたいです！