デビュー当時の初心に帰ったような感覚
年齢でいうと、今年3月に21歳になりました。
- 三品
早かったですね〜。でも、自分ではもう大人の年齢になった感じがしても、周りから見たら「まだ21歳」なんですよね。そう思うと20歳も21歳もあんまり変わらないのかなって思ってます。
客観的な見え方を重視するんですね。でいうと、昨年末の坂元葉月さんの卒業を経て、今年わーすたが迎えた新体制には何を思いました?
- 三品
この前(3月26日)に結成7周年を迎えたんですけど、今年は毎年「周年」のときに考える意気込みとは違って不安が大きかったです。やっぱり葉月がいなくなって、「ひとり減ったわーすた」とか、「パワーダウンしたわーすた」って見られちゃうから。
でも、1月の新体制一発目のライブだったり、7周年ライブだったりでステージに立つ中で、1個気づいたことがあって。
気づいたこと?
- 三品
4人でステージに立つことは慣れないけど、4人とも「私たちはここから、まだまだ頑張れる!っていうのを見せたい」って気持ちだったと思うんです。その気持ちでステージにいると、なんだかデビュー当時の初々しい感じというか、初心に帰ったような感覚になったんですね。
その慣れない感じがデビュー当時の感覚とダブった、と。再デビューみたいな気持ちですかね?
- 三品
そんな感じです。新体制一発目をノンストップで、シングル曲は全部あらためて見せて、私たちのその熱意を伝えたいと思ってたライブだったんですけど、終わったあとにSNSで「伝わった!」って言葉をたくさんいただけて。すごく安心できました。
客観視を意識すればするほど、好意的な言葉をもらえるとすごく嬉しいですよね。
- 三品
そうですね。それこそ4人での最初の楽曲『ミライバルダンス』の振り入れをした日。振付師さんから「全然パワーダウンしてないね!」って言っていただけたのがめちゃめちゃ嬉しくて。全員で泣いちゃいました。
- 三品
グループが変わるっていうタイミングで、4人で「それでも頑張りたい」ってしっかり話し合ったこともあったんです。みんな不安だったけど、その振付師さんからの言葉で、それぞれひとつずつ自信をつけてやってこれたのかなって。
新体制になって5ヵ月。今、その不安はもうないですか?
- 三品
プレッシャーはまだありますけど、それに負けないように強く居たい。私たちが7年間で築いてきたものや、かけてきた時間があると思うので、それを感じてもらえるようなライブをし続けていきたいと思ってます。……私、口癖で「強く」って言葉を使いがちなんですけど(笑)、でもそうありたいです。