ガラスガールNEXTでお送りする、毎月さまざまなアイドルが登場しフリーダムに執筆する「マンスリーアイドルコラム」。本日より10月木曜を担当するのは、6人組“ライブモンスター”「Finally」のRinka。
彼女のコラムは今月8日、15日、22日、29日の全4回配信。
初回は、自身の活動とグループの変遷、立ちはだかった壁。
ちなみに、火〜金曜それぞれ初週はガラスガールNEXTに未加入の読者も閲覧可能。来週以降はぜひガラスガールNEXTへご加入を。
「完成していて、つまらない」と言われたことも
はじめまして。
FinallyというロックアイドルグループのRED担当リードボーカルRinkaです!

私は今年8月、メジャーデビューという第二の人生のスタートラインを掴みました。地下アイドルでよくありがちな“何度もグループを変える“を繰り返し、一番納得のいく形「Finally」に着地しました。
Finallyまでの道のりをざっくり簡潔にお話しします。
7歳、私は人生初のオーディションを受けました。うちは離婚していて、私のオーディションや発表会などが唯一の家族再集結の時間で、一丸となって喜怒哀楽を共にする大好きな時間でもありました。

中高では地元・岐阜の学校に通いながら、放課後は名古屋へアーティスト育成スクールに通い、18歳で上京。

その後、スクールのダンスコースにいたFinallyリーダーのじゅりが上京してきたことを知り、声をかけ、一緒に武道館に立つという夢を追うことに。
掲示板サイトでメンバーを集めたりもしましたが、うまくいかず……。そんな時、友達が「一緒にアイドルやらないか?」と誘ってくれました。正直、やりたかったジャンルやステージとはかけ離れていました。でも、「理想と違っても経験を積まないよりは絶対にいいよね!」と。これが、私とじゅりの東京アイドル人生のスタートでした。

東京で飛び込んだアイドルの世界は私にとってあまりにも新しく、価値観を大きく揺さぶられるものでした。
当時の私は、クオリティーを高めることがアイドルとしての価値を高めることだと思っていました。しかしある日、アイドルとして活動する中で「完成していて、つまらない」と言われたことがありました。その言葉は、当時の私には少し意外でした。「もっと上手くなれば、もっと完成度を上げれば、もっと喜んでもらえる」。そう思っていたからです。
なぜなら、育成スクール時代はレッスンを受けながら定期的にグレード審査があり、自分の歌やダンスに点数がつき、その点数によってクラスが容赦なく変動する。特待生やプロ育成契約生などの一般受講生以外の枠組みも存在したり、イベントや発表会でオリジナルユニットが組まれる時は全受講者の中から選抜された人で組まれたりもします。当たり前は人それぞれだけど、少なからず私とじゅりの当たり前はその環境でした。
でも、アイドルの世界はそれだけじゃない。できないことがあったり、悔しがったり、試行錯誤したり、その姿を見て、ファンの方が一緒に喜んだり、応援したり、成長を見届けたりする。完成したものを見せることと、完成していく過程を見せること。そのどちらにもそれぞれの魅力がある。
私は当時、その違いの魅力を理解していないわけでなかったのですが、やっぱり完成したものを届けた上で、更に上を目指したい。それがつまらないとするなら、私はどうしてもそこに焦点を合わせることはできなくて。何より、日々葛藤することが多く、当時の私たちの何が完成しているように映っていたのかもどれだけ考えてもわからないまま、契約満了のタイミングで1つめのグループを卒業しました。
実は途中で私は兼任しているグループもありましたが、そちらはグループの都合で早くに解散しました。
私とじゅりは次のグループに進みました。

それが今の6人であり、Finallyの前身グループ。2018年の結成当時は今のメンバーのAoiはいなかったのですが、メンバーが1人卒業してしまい、オーディションで出逢ったのがAoiでした。
