ガラスガールNEXTでお送りする、毎月さまざまなアイドルが登場しフリーダムに執筆する「マンスリーアイドルコラム」。
10月水曜を担当するのは、ツキナミの水琴凛。
彼女のコラムは今月7日、14日、21日、28日の全4回配信。
初回は、彼女の好きな“恐怖”についての考察コラム!
なお、火〜金曜それぞれ初週はガラスガールNEXTに未加入の読者も閲覧可能。このコラムが気になったら、来週以降はぜひ、ガラスガールNEXTへご加入を。
何も見えないからこそ、人は想像し始めてしまう
みなさん初めまして!
『ツキナミ』のパワフルボイスが取り柄のアクアムーン担当! 水琴凛です。
この度マンスリーアイドルコラムの10月水曜日担当をさせていただくことになりました。
まだ8月にデビューしたばかり、アイドルも初めての私は自分をアピールする方法もまだまだ模索中なのですが、このコラムでは、「私の好きな事について思う存分述べていこう!」という気持ちです。

■恐怖に囲まれていたいの
私は小さい頃から怪談、ホラー映画、心霊スポット情報が大好きで、物心ついた時から手に取る本も漫画もテレビも全てホラー関連。
自らの意思で、“恐怖”に囲まれて育ちました(笑)。
とにかく恐怖を感じる事が大好きなんです。
色んなホラーコンテンツに触れてきました。
呪怨や貞子など、日本の定番といえるようなホラーから、幽霊や怪物よりもあなたの身近にいる“人”が実は最も恐ろしい“ヒトコワ”や、どこにも救いが無いような海外のスプラッター映画まで……。
ですので、第一回目のコラムでは、“恐怖”についていろいろ語っていきたいと思います。
■怖がりなのに、ホラー好き
よく、「怖いものが全然平気なの?」と聞かれるのですがそういう訳ではなく、ホラー映画を見ていると息が止まりそうなほど慄く事もありますし、なにより怖いものを見たらずっと脳裏から離れず、近くの物音ひとつひとつに怯えてしまいます。
でも、だからこそ好きなんです。
怪談を聞いた、ホラー映画を見た、心霊スポットに行った、色んな恐怖の摂取の仕方がこの世にはありますが、恐怖はどれもそこだけでは完結しないのです。
そこで得た恐怖は私の日常の隙間に入り込んで、私にどこまでも憑いてきます。
恐怖を摂取する前は、部屋のドアが少し開いていても気にならないけれど、恐怖を摂取した後では、ドアの隙間の奥に、誰かが、何かが居るような気がしてたまらないのです。
ハッピーな映画を観た時の幸せな気持ちよりも、ホラー映画で味わった後の恐怖の方が、脳にこびりついて離れない。ここまで人の日常に入り込んで、人の脳や魂まで支配してしまうものって中々ない! と思うのです。
私が怖がりじゃなかったら、恐怖を感じても何事もなかったようにすぐ忘れていつも通りの生活に戻ってしまいますし、ここまで惹かれていないと思います。

■わからない=怖い
私の中で恐怖というものは、「わからないもの、または理解できないもの」に生まれる感情なのではないかと思っていて。
身近な例だと、明かりのない夜道を歩いている時。
空が明るい時は見えていた電柱や周りの木、周りの建物や遠くに見える看板など、夜になったというだけで何も見えなくなり、何もわからなくなります。
その途端、人は怯え始めるのです。
何も見えないからこそ、人は想像し始めてしまうのです。
どこからともなく白い腕が伸びてきて、あなたの腕を引っ張るかもしれない。赤い服を着た女の子が、遠くからあなたに向かって手招きをし始めるかもしれない……。
そうなんです。わからない事は人に恐怖を想像する余地を与えてしまうんです!!!
人間は大体どうしても悪い方に想像してしまう事が多いので、それも相まって「わからない」という状態が、人を恐怖に陥れるのだと私は考えています。

「理解できない」も人が恐怖を感じるポイントだと思っていて、幽霊って何にも説明をしてくれないんです。
毎日、深夜の3時に家のドアをゴンゴン叩いてくる幽霊がいたとします。
何の用なのか、なんで毎日この時間なのか? もちろん事前説明は無いですし、それを聞いたところで
「私は元々この地に所縁があって〜」
「なんでこの時間に毎日来ているかというと、話せば長くなるんですが……」
とかって、ペラペラ喋って説明してくれる幽霊って中々想像つかないですし、そんなの怖くないですよね 笑。
野生動物が家に入ってきたとしても、もしあなたが屈強な体の持ち主だったら、これまで得てきた知識を駆使して、なんとか対処しようと思えるじゃないですか。
でも、幽霊に対しては、そういう「自分の力でどうにかできる」という気持ちがまったく湧かない……。
自分の力も知識も届かない、「理解できない」という存在が恐怖と絶望を生むのです。
ここまで私が怖いものに惹かれる理由、そして人が怖さを感じる仕組みについて書いてきましたが、次は“幽霊”という存在に焦点を当ててお話ししていこうと思います。
