コンビのネタ作りはスタバで
M-1の「ナイスアマチュア賞」のネタ、面白かったです。
- 齋藤
ありがとうございます! 佐久間さんも「面白かった」って言ってくださって。何かアドバイスをいただけたらと伝えたら、「自分たちのニン(※芸人用語でその芸人の個性やキャラ)に合ったお笑いのやり方が見つかるともっと面白くなると思う」と言ってくださって。
おお〜。例えば、渋谷凪咲さんだと毒舌、福留光帆さんだとイライラさせるのがニンだと思うのですが、ご自身でそう思えるものってありますか?
- 齋藤
なんでしょう……。あっ、私、表情も発言も「とぼけたふり」が得意だねって言われます。ファンの方にも「とぼけ顔」って言われる。
とぼけ顔(笑)。意識してやっているんですか?
- 齋藤
意識してないし、とぼけているつもりもないです(笑)。舞台でもとぼけた役をいただくことが多くて。お客さんからもハマり役だったって言われるので、それが私のニンなのかなあ。最近は、周りの方から見つけていただいたものや、そういう見え方が一番輝くのかなって思っています。
自分では気付かなかったけど、周りから言われるって貴重ですね。見出してくれている。ちなみに、漫才のネタはどちらが作るんですか?
- 齋藤
2人で、スタバで喋りながら作っています。ちょっとお洒落(笑)。
ファミレスじゃないのが女の子っぽいしアイドルっぽい。
- 齋藤
決まったスタバの場所があって、そこでネタ合わせをしています。そこじゃないとダメで、渋谷のスタバとかだと本当に何もアイデアが出てこない(笑)。M-1の前は週4、5で相方の佐藤と会っていました。
どうやってネタを作っていくんですか?
- 齋藤
設定を持ち寄って、「こういう流れにしていくのもありだよね」「このネタはこうした方がいいかも」とか、意見を出し合いながら作っていく感じです。
揉めない?
- 齋藤
全然揉めないです。私は、ヨネダ2000さんの大ファンで変化球系がすごい好きだけど、佐藤は正統派というか、今はジャンクさんとかのしゃべくり系が好き。好きな系統が違うからこそ、私が考えた設定に正統派な意見を入れてくれるし、逆もある。それがうまく組み合わさっていると思います。
話を聞いていると、もうイチ芸人さんですね。これからも続けていきますか?
- 齋藤
続けます! 大会に出るのもそうですけど、新ネタライブをやりたいって話をしていて。そこで5本披露する。みんなに見てもらいたいし、笑わせたい。
その先には大きな単独ライブもあるかもしれないし、夢が広がりますね。
- 齋
やりたい自分の夢をたくさん自由にやらせていただいている環境が本当にありがたいです。