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市川美織&鳳恵弥が『推して応援!ガラフェス能登半島地震復興アンバサダー』に就任。記者会見レポート

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5月12日(日)に日比谷野外大音楽堂で開催するガラスガール公式イベント『ガラフェス〜鳴らせ!絆ファンファーレ〜』。本イベントでは、能登半島地震の被災地域の復旧・復興を願い、会場に募金箱を設置。さらに、継続的な復興支援を掲げる『推して応援!ガラフェス能登半島地震復興アンバサダー』として、市川美織さん(FANCYLABO/元NMB48/タレント・モデル)、鳳恵弥さん(女優/2002準ミスインターナショナル)の就任も決定した。

4月3日(水)には、アンバサダー就任の記者発表会を、石川県金沢市が発祥のアパグループの「APA情報館」(港区赤坂)で実施。市川さん、鳳さんに加え、ガラフェスのプロデューサー・澤昌伸や、石川県出身のアイドルを代表して土井颯愛さん(ほくりくアイドル部)、の高見汐珠さん(アップアップガールズ(プロレス))が登壇。澤とともにガラフェスを立ち上げたCHOP STICKさん(レゲエアーティスト)の司会で、被災地復興への思いを語った。

一緒に応援できるのがとても嬉しい

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鳳さんは、撮影で何度か石川県に訪れたことがあり、石川県で開催されるアパホテルの新年会にも毎年のように参加していたそう。

2002年度には準ミス・インターナショナルに輝いていることから、「ミス・インターナショナルは、世界3大ミスコンテストの中で、奉仕の美、つまり、利他の心を掲げています。近年の推し活も利他の心が具現化したものだと思いますので、そういった“推しの美”をお示しし、活動にあたりたい。当日はファンの方も一緒に、“推しの美”を示していただけたらと思います」と、呼びかけた。

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市川さんは、2018年に石川県小松市の旅館を舞台にした映画『饗(おもてなし)』の女将役として主演を担当。「実際の旅館の方々のおもてなしにも助けられ、素敵な映画を撮ることができました。ご恩がありますので、そのお力を返していきたい」と、コメント。

「私もアイドル出身で、アイドルの力でたくさんの方の応援や幸せにつなげられるよう、日頃から活動してきました。こうやって素敵な機会をいただけて、一緒に応援できるのがとても嬉しいです。暗い気持ちや悲しい気持ちになったりもするけど、私たちなりに、現地の方にここから元気を届けたい。その元気な部分、ビタミンの部分をみなさんに補っていただきたいと思います!」と、「フレッシュレモンになりたいの♪」のキャッチフレーズを持つ市川さんらしい言葉を残した。

日常の全部が「ありがたいこと」というのを伝えていきたい

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ほくりくアイドル部の派生ユニット「かがやき」としてガラフェスに出演する土井さんは、ほくりくアイドル部で唯一の能登出身。震災時は自身を除いた家族全員が七尾市で被災。「好きな地元が、思い出の場所が悲しい状況になって……」と涙をこらえ、気持ちを落ち着かせながら話を続けた。

「お友だちとか周りで被災された方もたくさんいる。その中で私ができることは、北陸を音楽で元気にすること。そして、温かいご飯を食べたり家で寝たりという日常の当たり前が当たり前ではなく、全部ありがたいことというのを伝えていきたい。当日は、ほくりくアイドル部のメンバー全員でいる気持ちで盛り上げていきます」と、意気込みを語った。

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高見さんは、自身は東京にいたが、家族や友だちは震災にあい避難した。「身近な人たちが被災し、心苦しい。今回は地元の人たちに少しでも元気や希望を与えられたら」と、思いを口にした。

「凱旋プロレスをしたいか」の質問には、「したい気持ちはあるんですけど、まだ3月にデビューしたばかりなので、大きな声では言えない。プロレス面での力をしっかりつけてから凱旋をして、石川県の力になれたらと思います。ほくりくアイドル部さんも個人的にめちゃくちゃ好きなので、いつか共演したいです!」と、期待を膨らませた。

石川の人をさらに笑顔にしていきたい

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澤プロデューサーは、「アイドルファンの方はすごく熱量が高く、僕らもいつもパワーをもらっている。今年9月には北陸最大のアイドルフェス『かがやきフェス』も開催されるので、そこでも何か連携できたら」と、継続的に取り組んでいく意向を示した。

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司会のCHOP STICKさんも、「石川県には何度か野外イベントで行っていて、お客さんの笑顔が素晴らしかったから推していきたいし、さらに笑顔にしていきたい」と、意欲的。

アイドルやエンタメ業界を盛り上げながらも、復興支援に向けてさまざまな人たちが賛同し、作り上げられているガラフェス。5月12日の日比谷野音だけでなく、取り組みは継続的に行われていくので、ぜひ一緒に推しを応援しながら、被災地も応援していこう。

取材・文/赤木一之