特典会でやってしまったジャンピング土下座で大バズり
アストロ後、舞台で頑張っていた望月さんですが、そらさん的にはアイドルをまたやってほしいって思ってたんですか?
- そらさん
そうですね。芸能活動を続けてくれてありとうって気持ちはあったんですけど、やっぱり私は、そう思っちゃいましたね。当時高校生だったから、現場に通いつめることができなかったのも後悔だったし。「もっと、さあやちゃんを見たかった」って。それに踊るさあやちゃんが大好きだったから。
そして、2022年の1月に、ひとさいのスタートが発表されるわけですね。
- そらさん
そうなんです。2021年の11月に、SNSで「1月あたりにみんなに発表することがあります。待っててね」みたいな感じで言われて、「え、ワンチャンある!」と思って、絶対死ねないと思って。
来年の1月までは絶対に生きる、と(笑)。
- そらさん
で、「デビューします」って。もう嬉しくて嬉しくて。あれはヤバかったですね……。その発表があってから、さらに交通事故に遭わないようにしようって。歩道の1番端っこ歩いたり、絶対デビューライブに行きたかったから、1週間前ぐらいから家から出ない。バイトも全部リスケして引きこもりました。あ、家の中も消毒して。コロナになったら終わりなので。
なるほど。で、新しいグループが始まるということで心配とかはなかったんですか?
- そらさん
アストロってロックアイドルだったんですよ。ガッツリ歌って、ヘドバンする系の激しいライブ。で、ひとさいは結構王道なんですよ。衣装とかも王道で。なんでさあやちゃんがデビューする時に、「アストロのオタクがギャップで離れてかないか心配」ってずっと言ってて。私も今までロックアイドルだったさあやちゃんしか知らなかったから。衣装もストーンとしたスカートとかだったので。そう思ってたら、Twitterに、ひとさいの衣装が出たんですよ。
王道系の可愛い感じの。
- そらさん
自分の部屋でスマホを見てたんですけど、その画像を見た瞬間、スマホ投げました。普通に。「えーー!」って。それまで可愛いさあやを見たことがなかったので。直視できませんでした。すっごい可愛くてビックリしちゃって、ひとりで沸いてました。
アストロとは全然違って。でも、そらさん的には最高だったんですね。
- そらさん
ですね。アストロのデビュー当時は、「さあやちゃん可愛い!」っ言っても、「それはね、そらちゃん早く眼科に行った方がいい」みたいな、自己肯定感が低かったんですよ。
でも、それはウケも含めたネタ的な〝返し〟ですよね?
- そらさん
いや、マジで。「そうやって、そらちゃんが可愛いとか言ったり、Twitterに書いたりされるとハードルも上がるし、実際に見に来られたら『なんだブスじゃん』って思われるかもしれないから、褒めるのは最小限で大丈夫だから」って。すごいことを言う子だったんです。
あ、本当のやつですね、それは。
- そらさん
そう、そんな感じだったから、今、ひとさいになって王道アイドルをやってくれていて嬉しいですよ。成長したっていうか。もちろん、アストロのときのさあやちゃんも大好きだし、今のさあやちゃんも大好きですけど。
ところで、そらさんは今年の初めにTikTokで、特典会で見せた「ジャンピング土下座動画」でバズっていましたよね。普段からジャンピング土下座はちょくちょくやるんですか?
- そらさん
やらないですよ。あの動画の前、私、めっちゃ求婚したんですよ。「結婚してください」って。
なるほど。
- そらさん
まぁ、それまでも求婚は何回かしていて、そのたびに振られてるんですけど、あの日も同じで。毎回、「え、無理」とか「あ、大丈夫でーす」とか流されてたんですけど、その日は「なんでダメなの!理由は?」って聞いちゃったんですよ。そしたら、「そらがダメなんじゃない。出会い方がダメだった」って言われたんですよ。それが本当にきつくて。
どこかの街とかで出会えれば良かったけど、ファンとアイドルっていう出会い方だから、もう無理だよ。みたいな。
- そらさん
そうです!
「推せば推すほど可能性は無くなっていくのか!」ってショックですよね。
- そらさん
そう、でも嘘がつけないところも大好きだから。だけど私、それで泣いちゃって。なんかぼろぼろぼろぼろ。「そうだよね、わかってる」って言いながら。笑いながら泣いていて。
なんかの歌詞みたいですね。それくらい悲しかったと。
- そらさん
で、ひとさいの特典会って、サイコロを投げて、その出た目で内容が変わるっていうのがあるんですね。で、次に私の出した目が「ツーショット動画」だったんですよ。で、めっちゃ振られて落ち込んでたから、さあやちゃんも慰めてくれようとしたのか「そら、大好き!」って言ってくれて。前のショックの後だったんで、嬉しすぎて飛び跳ねちゃって! そのまま土下座状態で床にドーンって。もともと体操を10年やってたから、嬉しくなると飛び跳ねたりはしてたんですけど。
じゃあ、本当に咄嗟に出たジャンピング土下座だったんですね。
- そらさん
ですね。嬉しすぎて、目の前に推しがいるし、推しが生きててくれてるし、私のことを好きって言ってくれてるし、すべての奇跡に感動しちゃって、たまたまジャンピング土下座になってしまって。足にアザができてましたけど幸せでした。