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世間に推しを知ってもらおう! 韓国から始まった? ファンによる応援広告の今

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アイドル本人がSNSで応援広告を発信

文化として韓国から日本へ伝わってきた応援広告だが、その前から日本の女性アイドルシーンでも動きはあった。2012年から2021年まで、乃木坂駅に元乃木坂46・中田花奈の毎年の生誕、選抜、卒業祝いの駅ポスターが有志により掲出され、ファンの間では名物となっていたことも。

当時は珍しかったであろう応援広告も今では当たり前のようになってきている。そこで、実際に推しの応援広告を掲出したことのあるファン2名にその経緯や思いを聞いた。

1人目は、3月22日が誕生日の高嶺のなでしこ・籾山ひめり推し「籾山ひめり応援企画(高嶺のなでしこ)」(@himeri_takaneko)代表のアポロン@ひめり組氏(@APORON_Lastidol)。応援広告を初めて出したのは、昨年3月。

「籾山ひめりさんがラストアイドルにいた頃、他のメンバーの生誕委員が駅広告を出しているのを見ていつかひめりさんにもと思い、昨年の18歳の生誕祭のタイミングで初めて掲出できました。駅は幅広い層の方に見ていただけるところが良いですね」

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籾山ひめり応援広告(2022年ver)

今年3月にも応援広告を掲出。1年目同様、可愛らしく目立つデザインになっている。

「生誕委員の中で駅広告作成に長けている方にお声掛けし、8名の方に1枚ずつ作成いただき、その中から投票で2名の方のデザインを選出。それぞれ、東京メトロの新宿駅と明治神宮前駅に1週間掲出させていただきました。デザインしてくれた方々はとてもこだわって作成してくれた分、苦労もあったと思います。おかげで最高のデザインが出来ました!」

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籾山ひめり応援広告(2023年ver)

ちなみに、有志の人数は39名(内生誕委員26名)で制作から掲出まで2枚で1人あたり数千円と意外とお手頃。掲出にあたっては、ジェイアール東日本企画が運営する「jeki応援広告事務局 Cheering AD(チアリング アド)」に依頼。掲出後は本人が現地に来て、SNSにも投稿してくれたそう。

「本人も観に行ってくれて、喜んでくれたのでホッとしました(笑)。また、たくさんの方々が現地で見たというツイートをしてくださり、おかげで『#籾山ひめり生誕祭2023』もトレンド入りするなど、多くのファンの方の目に止まったのが何より嬉しかったです。これからも本人が喜んでくれるならどんな企画でもしたいと思いますし、色々な企画をファン同士で話し合って出来ると嬉しいです」