INTERVIEW

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【2022年ブレイクアイドルインタビュー】FRUITS ZIPPER・早瀬ノエル「こんなにたくさんのことをさせていただけてるって、やっぱり普通じゃないと思うんです」

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私もこの景色が見たい!

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そもそもですが、早瀬さんはドイツと日本のハーフなんですよね。

  • 早瀬

    ハーフです。生まれがドイツのミュンヘンで、半年だけドイツで暮らして。それからはずっと日本です。

今回、アイドルになるまでのお話も聞きたいなと思っていて。小さい頃はどんな子でした?

  • 早瀬

    母から聞く感じだと「すごく外交的」だったらしいです。親と一緒に散歩してると、向かいから歩いてくる人に絶対に手を振ってたとか。でも、好きだったのは「おままごと」と「人形遊び」で。ウチ、母の趣味で木製の食器ばかり揃ってるんですけど、その頃の私はそれが好きで実際の食器を使っておままごとしてました。人形遊びは、布をてるてる坊主みたいに縛って人形っぽくしたり、お箸を脚に見立ててバレリーナみたいに動かしてみたり……。

リカちゃんやシルバニアなどを使わない、普通にある物の素材を生かした人形遊びだったんですね(笑)。今もDTMに挑んでいたり、ゲーム配信をしたりと「ひとり遊び」が得意な印象ですけど、昔からそうだったんですね。

  • 早瀬

    たしかに昔からそうかも。私、4つ上の兄がいるんですけど、兄は小学校からずっとドイツの学校に行ってるので。今思えば結構、ひとりっ子みたいな育ち方をしたかもしれないです。

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なるほど。小さい頃、アイドルは好きでした?

  • 早瀬

    いや、まったく知らなかったです! どちらかというとボカロとか歌い手とか、歌ってみた動画を投稿する人たちが好きでした。だから今みたいな人前に立つ活動がしたいと思ったきっかけも歌い手さんで。2年くらい前のことなんですけど。

おぉ、結構最近なんですね。

  • 早瀬

    そらるさんとまふまふさんがやってる「After the Rain」っていうユニットのライブに友達と行って。歌とかステージとか、全部に圧倒されたんですけど、その中でもファンが振ってるペンライトのキラキラがキレイすぎて。「私もこの景色が見たい!」って思ったんです。もともと習い事のダンスやバレエで舞台に立つことはあったので、そっち側の景色を想像しちゃいました。

なるほど。でも、そのあと早瀬さんがなったのは歌手や歌い手ではなくアイドルです。

  • 早瀬

    もともとはやっぱり音楽活動がしたい気持ちが強かったんですけど、今の事務所にお声掛けしてもらったときに思ったんです。「歌うのは同じだし、今まだ17歳だし!」って(笑)。「アイドルなんて経験できるのは今のうちだけだな」って思ったのが大きかったですね。

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「大人になる前に」と飛び込んだアイドルの世界。始めてみてどうですか?

  • 早瀬

    楽しいです! 昔の自分が思い描いてた活動とは違うかもしれないけど、普通じゃ着られないブリブリにかわいい衣装を着て、でもすごくかわいい歌詞の歌だけかと思ったら、かっこいい曲も歌えて。「なんでもできる」がアイドルの楽しいところだなと思います。

当時憧れた、ステージから見るペンライトの景色は?

  • 早瀬

    どんどんキレイになります(笑)。やっぱりFRUITS ZIPPER、ほかのメンバーが強いじゃないですか。櫻井優衣ちゃんとか、鎮西寿々歌ちゃんとか。

元HKT48の月足天音さんもそうですけど、もともと芸能界で活動していたメンバーが多いですよね。

  • 早瀬

    そういう歴が長いメンバーの中にいるのもあるし、デビューした段階では自分の「黄色のペンライト」を振ってくれる方って本当に少なかったんですけど。最近、どんどんどんどん黄色が増えてて。「FRUITS ZIPPERも私もいろんな人に届いてるんだ」って実感できてます。最初の頃の景色と比べたら、もう全然違いますね。かなりグッと来てます(笑)。