毎日、お人形さんとお話しています
趣味や特技、ハマっていることはありますか?
- 華希
これ言うと変だと思われるかもしれないんですけど……、小さい頃から家に帰ったらお人形さんにお話をしたりとか、一緒にいることが好きだったり。あと、クローゼットの中や机の下にこもるのが好きです。
えっと……。まず、どのくらいの時間こもるんですか?
- 華希
長くて一日中いたことがあります。そこが一番落ち着く場所で。精神統一というか、いろんなことを考えたりするんです。
人生について考えたり?
- 華希
あとは、その日あったことを振り返ったり、寝れないときとかにこもったり。華にとっての落ち着く場所が、クローゼットの中や机の下なんです。
一日中いられるのはすごいですね。あと、人形とお話ってどういうことですか?
- 華希
その日あったことを話したり、一緒にお風呂に入ったりとか。
お風呂も!?
- 華希
洗ってあげないと!
……なるほど。納得です!(笑)。人形とはどれくらいの時間話しますか?
- 華希
時間というよりも、普通に一緒に生活している感じです。
つまり、もう家族だと! そう思えばなんだかわかる気がしてきました。
- 華希
今日だと、「インタビューに行ってくるね」とか。今日の洋服は母からのプレゼントなんですけど、ちゃんとカイジューさん(人形のお名前)にも見てもらいました。
「可愛いね」って言ってくれました?
- 華希
そういう眼差しをしてくれます。さすがに声を聞ける能力があるわけではないので(笑)。「うんうん」っていう顔で何かを言ってくれていました。
もしかしたら、そのお人形さんとのやりとりや会話の慣れが特典会動画に活かされているのかもしれませんね。
- 華希
えっ、カイジューさんのおかげなんですかね。どうだろ?
あ、それは違うんですね(笑)。ご自宅には、お人形さんは何体?
- 華希
4人です。
それぞれなんてお名前ですか?
- 華希
常に一緒にいるのは一番大きい怪獣のぬいぐるみのカイジューさん。プロデューサーさんがアー写(アーティスト写真)の撮影の直前にUFOキャッチャーでとってきてくれて。出会った瞬間に「うちにおいで!」ってなりました。結局、アー写では使わず、唯一、デビューライブのオープニングVTRでお披露目しました。
あとは、シナモンさんはシロ。紫の帽子を被ったシナモンさんはひぃちゃん。この前の生誕祭の時にファンの方々からいただいたスタンドフラワーに飾られていたペガサスさんは夢ペガです。
参考に、みなさんとの集合写真いただいてもいいですか? 自撮りになっちゃいますけど、グランプリの記念に載せましょう。
- 華希
5人で!? ありがとうございます! これはビッグニュースですね。お人形さんの話はファンの方にも言ったことがないので。
休日もお人形さんたちと一緒?
- 華希
コロナ禍であまり外出したり人に会わなくなったので、家事をして、自分たちのライブ映像を観たり、お人形さんたちを集めて「1人ライブ」をしながら練習しています(笑)。
休日もライブ映像を見返したり練習とは、熱心ですね。
- 華希
私にとっては、NetflixやYouTubeを観るのと同じ感覚で、初期から全部、気付いたら一日中観ちゃうこともあります。何度観ても発見があるし、次に活かそうと思えるんです。
最後に、これからの目標を教えてください。
- 華希
今は、11月12日の1周年ワンマン『怪獣記』(会場:SHIBUYA CLUB QUATTRO)を絶対ソールドアウトさせたい! 前回のワンマンではソールドアウトできなくて悔しかったので。お得なハッシュタグキャンペーンもやっているのでぜひ初めての方にも来てほしいです。あと、いつかバンドをしたいねってグループのみんなで言っています。私はピアノはちょっと触れたことがあるので、キーボードかなと思いますが、ドラムもやってみたいです!
PROFILE
スタンド・バイ・華希
すたんど・ばい・はなき
9月8日生まれ。2020年12月にプレデビュー、2021年7月にデビューした4人組ロックボーカルグループ「カイジューバイミー」のメンバー。小学生の頃から10年以上のダンス歴があり、ステージでは軽やかに舞うように踊る。可愛らしくも力強い歌声も持ち味。
元々、カイジューバイミーの現場には、ライブパフォーマンスを観て、そのまま満足して帰られるファンの方が多くいました。それはライブをやる上で当然のこととして、今回話題になったことで特典会に興味がなかった方もお祭り気分で楽しみに来てくれるようになり、新規の方が増えるきっかけになりました。
私はメンバーの人格や想いを元にカイジューバイミーの楽曲を作っていますが、そのメンバーが日頃思っていることなどを伝えられる特典会は、カイジューバイミーの音楽の一部にも成り得ると思っているので。ガラスガールさん、ファンのみなさまありがとうございました!
取材・文/赤木一之 撮影/高澤梨緒