お客さんの目線、アイドルの目線、運営の目線、それに配信の目線
衣装の初披露はデザイナーたちにとって、我が子のデビューのような気持ちですか?
- 天神
後ろで邪魔にならないよう見てます。ホッとするのは家に帰ってきてからですね。完成してからも、アイドルさんが着てダンスが照明に映えて、最後にお客様に見てもらって、その感想もらってから「よかった!」って思えるので。ひとりよがりにならないように、反応を見るまでは落ち着かないです。
- YUKA
家に帰ってお客さんの反応見るまでは心配ですね。衣装のお披露目のときは本当に緊張して、本当は関係者席とかから見なきゃいけないんだろうけど、いつの間にか最前にいたりするんです(笑)。やっぱり近くで見ないとわからないんですよ。踊った時にどうスカートが上がるのか、とか前の方で見ないとわからないから。
- 天神
あと最近は配信が増えたじゃないですか。配信のカメラって最前のお客さんの頭より上はいかなくて、少し下からのアングルになるから、スカートがメインにあってその先に顔があるんですよね。それを考えてスカート中の裏地を別の色にしてみたり、配信でも楽しませるデザインといった目線がないとだめだなと思いますね。お客さんの目線とアイドルの目線、運営の目線、それに配信の目線と基準が増えていってて、まだまだ勉強中です。
- 天神
今後みなさんアイドルを見る時に衣装も気にしてみてくれると嬉しいですね。今日のトークで「アイドルと衣装ってこんな関係性なんだよ」って伝えられた事が嬉しいです。
- YUKA
またチャンスあればこういう女子会やりたいですね。みんなで生地屋めぐりとかもしたい(笑)。
- フカミ
初めてのソロでトークイベントで勉強する気で来たんですが、充実した時間過ごせました。アイドルってアイドルさんが輝いてるのもあるけど、より輝かせている衣装について知ってもらえたのが嬉しいです!
取材・文/大坪ケムタ