INTERVIEW

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「大阪で一番売れてないアイドル」だったはずの“くぴぽ”が売れ始めたワケとは?

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ストーリーを見せるのが大事、あとコネも

売れてないアイドルを経験したことで、売れるために何が必要だと思いました?

  • まきちゃん

    けっこうくぴぽが大切にしてるのは「ストーリーを見せる」ってことで、頑張ってるのはアイドルみんな頑張ってるわけじゃないですか。どういうふうに頑張ってるか見せるのを考えるようになりました。たとえばメンバーって、みんな家で自主練してるんですよ。それで「この曲のここはこうしなきゃダメだ」とかメモ書いてたりしてたから「それアップしたらいいじゃん」って言ったんですよね。女の子の文字でメモで「この曲のここをこうしよう」とか書いてるのっていいじゃないですか。夢を売る仕事としては、見せるべきところと見せるべきでない所あると思うけど、うちはその子の成長のストーリーになる部分はどんどん見せていきたいですね。

ステージ以外のそういう部分をSNSで見せるのはファンにとってはたまらないですよね。

  • まきちゃん

    初期のころは半分コミックアイドルみたいな感じやったし、見せるのも下品だったなと思うんですね。少なくとも夢は売れてなかった(笑)。見せていいところ見せていけないところ夢を見てもらうところの見極めが大事だったなーと思います。

見せるバランスも大事。

  • まきちゃん

    今思うと「見せすぎたな」というか、距離が近すぎたなと思う部分もあります。地下アイドルの良さって距離が近いってことなんですけど「なんでも見せていい」って勘違いしてる人もいるんで、夢を見てもらう部分を大事にするようになりました。

他に売れるために必要なことって何がありますか?

  • まきちゃん

    あとすごい語弊あるかもしれないですけど、「曲がいいからって売れない」ってのもわかってきたんですね。いわゆる地下アイドルの曲で「いい曲ばっかり!」と言われてる人たちが売れてるかというと、売れてないのがほとんどじゃないですか。良い曲にこしたことはないですし、曲に対するプライドもあります。それに評価されてることで流行ってる感が出る部分もあるんですけど、そればかりでなく他のアプローチもしていかないとダメだなってのは思いますね。

曲も大事だけど、メンバーの魅力であったりとか。

  • まきちゃん

    あとコネクションの世界でもあるんですね。それはいろんなものを見て学びました。アイドルが売れるか売れないかの9割はコネクション!

キッパリ言いますね! でも事実コネがあることで違うステージに出ると広がり出ますもんね。

  • まきちゃん

    コネがないうちらは集客を伸ばしていくしかないんです。お客さん増えて、今まで呼ばれてないところに行けるようになると「こんなにコロッと変わるんだ」ってことも多いので。またこれが地下アイドルとして上のランクにいって、芸能人になるステップだとまた変わってくるんでしょうけどね。