INTERVIEW

INTERVIEW

映画『IDOL NEVER DiES』製作総指揮ギュウゾウ、井口監督、ブラジル、工藤菫が対談「コロナ禍で頑張ってきた現役アイドルと新人アイドルでは感想が違う」

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コロナ禍のアイドルの在り方

映画のタイトルが「IDOL NEVER DiES」=「アイドルは決して死なない」ということで、アイドルの解散・脱退が続く現状をどう思われているかもみなさんにお聞きしたいです。

  • ブラジル

    映画の登場人物たちのように、それぞれ悩みや問題を抱えながらいまもアイドルをやっている人は「それでもアイドルをやりたい!」と活動し続けている人たちなので、アイドルとしての寿命は短いけれどみんな強くてキラキラしてるものだと思います。(どう答えていいか)難しい……。

  • ギュウゾウ

    アイドルさんはバンドマンや俳優さんとは違って、自分は続けたくても運営が止まってしまったり、ライブができない状況があったりして、どうしても「自分のせいじゃない」と思ってしまうこともあると思う。

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たしかに、アイドルさん自身ではどうしようもないこともありますね。

  • ギュウゾウ

    このコロナ禍の2年間って、すごく頑張ってきた現役アイドルさんと、新人のアイドルさんとだと映画を観たときに違った感想なんだよね。登場人物の誰かに感情移入して「涙が流れてしまった」という意見もあれば、新人のアイドルさんはこれからの活動が「夢いっぱい」と感じる人もいる。とくに、劇中のイブニングローリーのメンバーが抱えている悩みとかはみんなもっていると思う。SNSでの心ない言葉や両親との軋轢だったり。そういう意味で、今回、井口監督が作った群像劇は素晴らしい。

コロナ禍の前から活動しているか、渦中で結成・加入したかで映画を観た感想が違うというのは興味深いです。ブラジルさんは前者ですが、コロナ禍に落ち込んだときはありましたか?

  • ブラジル

    2020年は半年くらいライブがなくて、当時はライブしか生き甲斐がなかったのでその生き甲斐が突然奪われて毎日死のうと思っていたくらい落ち込んでいました。

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生き甲斐を奪われるのは苦しいですね……。それをどう乗り越えられましたか?

  • ブラジル

    無観客ライブを配信でやるようになって、お客さんがいる状態といない状態では見せ方が全然変わることは、客観的に観れてすごい勉強になりました。それに、配信があったからこそ知ってくれた人たちがたくさんいたので、すごく辛いけれどいいこともあると少しずつ気付きました。

配信の経験を経ての、今回の映画撮影(2021年夏)だったんですね。

  • ブラジル

    いままで自分のステージングを映像として見たことがなかったので、しばらく映像でライブをやることで見せ方みたいなものを研究しました。それが映画に活かせたと思います。

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工藤さんはコロナ禍にアプガに加入して、現状をどう思いますか?

  • 工藤菫

    私はまだファンの人たちがコールとかジャンプしている光景を、アプガとして見たことがなくて。だから、コール聞いたら泣いちゃうくらい嬉しいと思います。先輩の映像を見るとファンの人たちの熱が画面を通して伝わってくるので、それを生で聴くとやばそうだなって。ファンの人たちも声を出したいし、飛びたいし、ケチャしたいし、うずうずしているだろうし、いきたいけどいけない感じも伝わってくるので、早くみんなの声を聞きたい。これから楽しみです!