INTERVIEW

INTERVIEW

映画『IDOL NEVER DiES』製作総指揮ギュウゾウ、井口監督、ブラジル、工藤菫が対談「コロナ禍で頑張ってきた現役アイドルと新人アイドルでは感想が違う」

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オーディションを受けたきっかけと役の印象

映画のメインキャストであるアイドルグループ「イブニングローリー」やヒール役のグループ「ブラッドチェリー」のメンバーは、全員オーディションで決められたとのこと。ブラジルさんと工藤さんはどうしてオーディションを受けようと?

  • ブラジル

    事務所から受けないかという話をいただいたのがきっかけでした。

  • ギュウゾウ

    演技への不安はなかった?

  • ブラジル

    喋ることが苦手なので上手くできるのかなって不安はありました。でも、内容が面白そうでしたし、MIGMA SHELTERを知ってもらえるきっかけになると思いました。ギュウ農フェスにもいつもお世話になっていたので。

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  • 井口監督

    もし変な役や自分がやりたくない役がきたらとか、不安はなかったですか?

  • ブラジル

    明るいキャラだったらどうしようとは思いました。

  • 井口監督

    明るくないですね、「死神」役ですから(笑)。台本を読んで明るいキャラではなかったから大丈夫でした?

  • ブラジル

    はい。やりやすいキャラだったのでよかったです。

  • 井口監督

    オーディションでお会いしたとき、目力が印象的で「この目だ!」と思いましたね。事前の応募写真や映像を見て、すごそうなキャラでどんな方か楽しみにしていたけれど、1回目の面接のときに体調不良でいらっしゃらなかったのもある意味期待通りでした(笑)。200人近くオーディションをして全員お会いして最終的に選びましたが、やっぱり「死神」役はブラジルさんだなと会えば会うほど思いました。

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画像提供:ギュウ農シネマ

ブラジルさんの「死神」役は、予告編にも出てきますが奇妙でミステリアスな雰囲気がハマり役でしたね。

  • ギュウゾウ

    ブラジルさんは、演技プランをしっかり作って撮影にのぞんでいましたよね? ゆっくり白目をむくシーンとか、声のトーンの変化とか。どれもCGもエフェクトも使っていない。

  • 井口監督

    ブラジルさんにはセリフのトーンについて事前に、「綾波レイっぽい落ち着いたトーンと、ヴァ〜みたいな低いトーンを出せますか?」と尋ねていて、その時すぐ目の前で「ヴァ〜」っと言ってくれて、「いいじゃん!」となりました。あと、映画の宣伝で配信企画をした時に目を蚊に刺されて眼帯をしてきたり、撮影中も松葉杖で現れたり、リアル綾波レイかと思いました(笑)。

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  • 工藤菫

    私は、アプガに加入する前にギュウ農フェスにオタクとして遊びに行ったことがあって。ギュウゾウさんのツイッターもフォローしてるんです。そしたら、「映画やります」っていう書き込みが流れてきて。私はお芝居をしたことがあるので、「受けてみたいな」と思っていたところにマネージャーさんから「このオーディション受けましょう」って言われて「やったー!」って。嬉しかったですね。

  • 井口監督

    工藤さんが演じるヨシエ役は、なるべく普段から会話の受け答えもふくめてアワアワ、アセアセしていてドジ感があるけれど、実は運動神経がいいというギャップのある人に演じてほしいと思っていました。工藤さんはその雰囲気があったし体も柔軟で運動神経もありそう。ヨシエっぽいと思いましたね。

  • ギュウゾウ

    ヨシエという名前は、井口作品に必ず出てくる大事な役名ですよね。

  • 井口監督

    石井隆監督でいう名美(シリーズ)みたいな。毎回違う作品に同じ役名が出てくる。ヨシエはドジっ子称号かな(笑)。