約束とは希望
お話を聞いていて、ミキさんとの出会いをきっかけに、ぺいさんが変化していったことがよく分かりました。もし今、加入当初のぺいさんのような子が新メンバーとして入ってきたら、どう接すると思いますか?
- ぺい
私は何も注意したりとかしない。きっと私が言う前に、ふでとくれが言ってるはずだから。私は、紅の先輩でよかったなと思います(笑)。
- 日が
なんで(笑)。
- ミキ
私たちじゃなくて、ふでくれが言ってくれるよね(笑)。でも、紅や栄心に後輩ができるところも見てみたいんですよ。この4人で10年間はやりたいけど、ずっと4人だけとは言っていないので、素敵な出会いがあれば、新メンバーが入ることもあるかもしれない。二人が先輩になっていく姿を見ずに終わりたくないなとは思いますね。
たしかに、紅さんと栄心さんが先輩になっている姿、すごく気になります!
- ミキ
これ、初めて話しました。だって、もしかしたらあと100年続くかもしれないし、事務所の規模が大きくなるかもしれないじゃん。後輩グループができるかもしれない。そうなった時に、二人が後輩にアドバイスしたり、先輩として接したりする姿を見てみたいんですよ。二人なら安心して任せられると思うし、私は逆に「くれちゃん、ふでちゃんに怒られちゃったの~?」とか言って甘々になっちゃうかも(笑)。そうしたら、二人から「僕たちの時はそんな感じじゃなかった!」って言われて、私もバランスを取ろうとしてキャラ変するかもしれないですね(笑)。

もし仮に、ご自身が先輩になったとしたら、紅さんと栄心さんはどんな先輩になりそうですか?
- 筆村
今は想像つかないな、考えたこともなかったです。
- 日が
ね、全く想像つかない。そこに対してマイナスな気持ちはないけど、でも、せっかくだったらこの4人でいきたいなっていう気持ちは少なからずあります。
- ミキ
あら、そうなんだ!
- 日が
えっ、ありますあります! やっぱり、僕たちが入ったことによって、ちゃんとこの4人の魅力が伝わって、4人で売れたっていう証が欲しい。
- 筆村
うん。それに僕たち二人は、この4人以外を経験してないから。
- ミキ
そうだよね。今二人が言っているのは、私がアイドルを始めて6年目くらいの時にこだわっていた部分なんですよ。前体制の時は、ずっと「この4人で」って言っていました。でも今は、体制の変化や年齢を重ねたこともあって、4人でも5人でもいいし10人でも20人でもいいと、正直思っています。……いいねえ、なんか若いね!
- 一同
(笑)。
- ぺい
前体制で3人になった時、ミキティーがとあるアイドルの子に「新メンバーを入れるんでしょ?」って当たり前のように言われたことがあったんですよ。メンバーが抜けたから補充する、みたいな。「この3人じゃやっていけないでしょ」って言われているようですごく悔しかったから、3人でやっていこうって話してくれたことを覚えています。
今、筆村さんと日がさんが活動6年目で、2017〜2018年頃のミキさんと同じ時期だと考えると、通じる部分もあるのかもしれないですね。
- ミキ
だから、すごく気持ちはわかる。私もこの4人で行きたいなって思うよ。もし5人になったら車も乗りきれないし、経費もかさむし、やっぱりこの4人が1番相性もいい。だけど、後輩ができた二人も見たいし、どっちの良さもあるなって思うな。……まったくそんな予定ないのに、新メンバー入るみたいな話の流れになっちゃった(笑)。
- 一同
(笑)。
(笑)。15周年にして、まだいろんな未来があるということで、これからの二丁魁もとても楽しみになりました。そして現在は15周年のお祝い企画『超HAPPY GAY YEAR』を開催中ですね。夏秋冬のワンマンライブや12ヶ月連続リリースなど、楽しい企画が目白押しですが、その中でも47都道府県ツアーは10年かけて回るそうですね。2036年終了予定ということで、なかなか覚悟のいることだと思います。
- ミキ
15周年を迎えるにあたって、今後について話し合いました。続けるか解散するかではなく、何を一番大事にしたいかという話をしたんです。そのとき、みんな「10年後もこの4人が一緒に活動していることが大事だよね」という話になりました。私は、前のメンバーが辞めてから、10年後も一緒にやっていこうと言葉にするのが嫌で……。でも、3人の言葉を聞いて、「10年後もやっていたいと思っていいんだ」ってなった。それで「じゃあ10年ツアーをやらないか」と提案しました。
ただ、それは10年後も続けるという約束にもなってしまうので、一晩考えてほしいと伝えて。翌日、3人から「10年後もアイドルをやっていたい」「それをやっている未来しか見えない」と聞いて、私も同じ気持ちだったので、「じゃあ、やっちゃおっか!」って。でも、私より3人のほうが私以上に悩んだのかもしれないです。10年間続けることの難しさやプレッシャーも含めて考えてほしいと伝えたから。

皆さん、いかがでしたか?
- 筆村
僕たちは、もう家族みたいな4人だと思うんです。家族って「10年後も一緒にいようね」って約束するものではないじゃないですか。運命共同体みたいなものだから、当たり前に10年後も一緒にいれたらいいなということを、一晩考えていました。それに、10年って聞くと、長く感じるけど、僕と紅が加入してからも、もう6年くらい経つんですよ。その6年間も本当に怒涛だったので、明日、来週、1ヶ月先のことを考えながら活動していたら、10年も意外とあっという間なんじゃないかなと思っています。
- 日が
僕は、すぐに「やりたい!」と思いました。10年間って簡単には約束できないし、公の場で言うには覚悟も必要だけど、それ以上に、これからもずっと活動を続けたいという気持ちが強かったんです。言葉にしないと現実にならないし、もし壁にぶつかった時も、10年後の約束が踏みとどまるきっかけになるんじゃないかと思いました。おなカマにとっても、これからも二丁魁を見られるという希望になればいいなと思ったので、悩むというより、やりたいかどうかで考えて「やりたい!」と思いました。

- ぺい
私たちが結成10周年を迎えた時に発表した『Good As Yesterday』という記念の曲があるんです。そこに「約束とは希望」という歌詞があって、本当にその通りだと思っていて。この約束が確かなものかはわからないけど、希望のひとつとして掲げていたいという想いがあります。私たちが10年先の予定を示すことで、応援してくれる人の生きる希望や、応援し続けたいと思う希望になったらいいなって。それこそ、最近結成した若いアイドルの子たちにとっても、「この人たち、25年もやっているんだ!」と思える、アイドル界の希望になれたらいいなと。そういう意味でも、希望という気持ちがすごく強かったです。

