調和しながら、それでいて違う世界にいるような
PROFILE
武田敏将
さまざまなアイドルの現場に通い、その目と足で追いかける“現場派”カメラマン。「カメラを覗いていて“ホンモノ”と出会った瞬間、レンズが勝手に引き寄せられる」という名言を持つ。ガラスガールでは初代よりカバーガールグラビアを撮影。
武田が最終日にピックアップしたのは、INUWASI・六椛。

はのんまゆさんの写真集を撮らせていただいた縁があって、ライブを拝見しに行きました。
ステージ全体を引きで見た時に、長身で一際目立っていたのが六糀さんでした。唯一の新メンバーながら、独特な雰囲気を持っているのがとても気になりました。
グループには調和しながら、それでいて違う世界にいるような。そのなんともいえない空気感にやられました。
ナチュラルか、テクニックか
アオキが最終日にピックアップしたのは、フルコース・小葉こな。

2年目のTOROCCO PARK。昨年は「この左右にあるトロッコをどう上手く活かすのか」をグループ運営、観客ともに中心に置いて考えていた気がしますが、1年経って「使えるときに使おう」くらいのギミックになり、結果的に「一番シンプルでのびのび大騒ぎできるステージ」になっていた気がします。最終日の夕方、ずっと見ていてそう思いました。
その中でステージを見たフルコース。ドッカンドッカンとした賑やかなダンスを続けていくわけですが、自分が3日目の終盤で疲弊しきっていることもあって、「なんでこんなに華やかに暴れまわれるんだろう?」と。あらためてアイドルの体力気力のすごさを考えていくうちに、ひとりだけ未経験というこの小葉さんが気になっていきました。「この人、この面々の中でもめちゃくちゃ働くな」。
運動量こそほかのメンバーと同様に、加えて煽る、叫ぶ、ころころと表情や手つきを変えてあらゆる人間に視線を送る。アイドルとしてのポテンシャルの高さ、そして夏に生きるパワーを感じました。
そしてキュートな全体のビジュアルの中でも、なぜか一番、口元に「かわいい」という印象を抱いていく。写真を振り返ってみると、小さく小さく、ほんの少しだけベロを出しているカットが多い。ナチュラルか、テクニックか。いずれにせよ、このあたりもかわいらしさの実力です。
紛れもなく3日目のNo.1
赤木が最終日にピックアップしたのは、Onephony・夢乃 澪。

昼のSMILE GARDENではピンク色担当らしい可愛らしさだなと思って見てましたが、夜のSKY STAGEは違いました。全員紫色の衣装でエモーショナルな楽曲を歌い上げる。フジテレビ本社のライトも紫に光っていて、ステージと背景が綺麗に溶け合う。その中でぽっと光が灯るように目を引いたのが夢乃さんの美しさ。
柔らかい笑顔、しなやかな動き。ピンク色=可愛いの固定概念が覆される。その美しさにハッとさせられました。「なんでこれまで気づけなかったのか……」と後悔しつつ、紛れもなく3日目のNo.1だったのでこの1枚を選びました。
