未来の自分がどれだけ救われるんだろう

1月の発表以来、往年の相手との対バンラッシュをはじめ、「最後にもう一度」という時間が多かったと思います。中でも「これは忘れられないな」というやりとりってありました?
- マリリ
最近の話からすると、二丁目の魁カミングアウトさんと対バンしたとき、ミキティー本物さんを曲中にステージに呼んで、「私たちに一言ください」みたいな流れがあったんです。リハ中はずっとふざけていたのに(笑)、本番では「私と約束しなさい。あんたたちはいつまでも幸せでいること。その約束は私としてね」って。
それを言われたときに……ファンの方からもずっと「幸せでいてね」って言ってもらってきたけど、本当にみんなそう思ってくれていたんだって思えたんですよね。
「本当に」?
- マリリ
私は演者側として「人を幸せにしたい」って思って生きてきたけど、ファンの方からも幸せを願われていることを受け取れた、みたいな。今まで言ってもらってきた「幸せに」とか「ずっと笑顔でいてね」とか、決してファンとアイドルの定型文ではないんだというか……(苦笑)。たぶん、同じ“演者“のミキティーさんから言ってもらえたことで、「私が願っているのと同じくらい、私も『本当に』幸せを願われているんだ」って。なんかぶん殴られたような感覚でした。

「よくある定型」と思ってしまうのも、意外と自己肯定感が低いマリリさんらしいですけど、本当にそうですよ。ファン側はいつまでもマリリさんの幸せを願っているわけです。
- マリリ
感じました。「もらったものは返さなきゃいけない」の精神があるからこそ、“与えること”に躍起になっていたけど、もう“愛されてきたこと”を真正面から受け取ろうって。「愛してくれた、出会ってくれた人全員に『いいグループだった』と思ってもらえる最高の去り方をしたい」と言ってきたんですけど、私たちが一番愛されてきたんだなと感じます(笑)。もう、一連の流れで一番成仏させられています。
少し遡りますが、2月の太陽とシスコムーンとの対バンでも琴線に触れる言葉をもらったとか。
- マリリ
「人生何があるかわからないからね」「やりたければやればいいし、戻ってきたければ戻ってきたらいいのよ」って。もちろん活動終了を発表して、戻ってくるとか今後のことなんて考えたことなかったんですけど、この言葉をいただいてからしばらく経って、「未来の自分が『何かしたいな』と思ったときに、どれだけ救われるんだろう」って思ったんですよね。
太シスさんでなければ言えない言葉かもしれないですよね。
- マリリ
そう! 自分たちが言う言葉ではないし、同世代や後輩からもらえる言葉でもないじゃないですか。そんな中で、誰も言えないようなことを言ってくれたから……私もそうですし、それに救われたファンの方もたくさんいたみたいで。ありがたいお言葉をいただいたなぁ……って。
ライブナタリー
— フィロソフィーのダンス@ベストアルバム4月1日リリース (@DFP_2015) February 11, 2026
“太陽とシスコムーン×フィロソフィーのダンス”
📍渋谷duo MUSIC EXCHANGE
ありがとうございました❕❤️🔥#太陽とシスコムーン #フィロソフィーのダンス #フィロのス pic.twitter.com/VIu45Vw7CD
この半年間、フィロのスやマリリさんの周りには、いろんな言葉が“愛”として集まってきたと思うんですが、逆にマリリさんも発信していましたよね。『奥津マリリのこっそりやってまラジオ』でも、3月に解散した東京女子流に触れたり。
- マリリ
何度も対バンしてきた同士ですもん。でも、女子流さんを見送ることで、見送る側の感覚も知れました。私は見送るときにすごく泣いちゃったけど(笑)、意外と見送られる側は冷静で、本人たちはもう、ほんの少し先の未来を考えているんじゃないかなとか。女子流さんを見送って初めて考えたことはたくさんありましたね。


