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【マンスリーアイドルコラム No.079・初週のみ無料公開】POTION 浦田のこ#1「全力不器用な熊本アイドルが、いつか」(6月金曜担当・全4回)

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ガラスガールNEXTでお送りする、毎月さまざまなアイドルが登場しフリーダムに執筆する「マンスリーアイドルコラム」。

2026年6月金曜を担当するのは、POTION(ポーション)の浦田のこ!

コラムは今月5日、12日、19日、26日の全4回配信。

第1回目の今回は、熊本という土地でアイドル活動をしている彼女が日常と思いを語る。

なお、火〜金曜それぞれ初週はガラスガールNEXTに未加入の読者も閲覧可能。このコラムが気になったら、来週以降はぜひ、ガラスガールNEXTへご加入を。

エレベーター前で、ちょうど扉におしりがはさまれて……

いまの日本にどれだけアイドルグループが存在するか知っていますか?

毎月のようにグループが結成され同じように散っていく。

衣装という名の洋服を身にまといステージに立ち、その名を名乗れば「誰でもアイドルになれる」といわれるこの時代。

実はこの世の中には正確に数をはかれないほど多種多様のアイドルが存在しており、およそ数千組といわれています。

そんな中、熊本からこどもみたいにちっぽけで、壮大な夢を描いているわたしのあつい想いを、今日はあなたに届けさせてください。

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はじめまして。熊本県出身在住の「浦田のこ」です。特技は8年間打ち込んだトランペット・トモコレのモノマネ・人の長所をみつけること。

趣味はカフェ巡り・アイドル鑑賞・歌うこと・少年アニメマンガ・なにかしらの技も繰り出せます。

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私は今、熊本のアイドルグループ「POTION」(ポーション)のメンバーとして2年半活動しています。

いわゆる地方アイドルという括りに入るのかもしれません。

軽くみられがちかもしれませんが私は熊本のPOTIONに、「アイドル」という偶像に対して、この瞬間の人生をすべてかけて無我夢中で走ってきました。

オーディションからなぞっていくと約3年になるPOTION、そして「浦田のこ」のこれまでの物語を少しだけのぞいていってほしいです。

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小さい頃から歌って踊ることがすきだった

私のスタートラインは小学生の時、アニメ『ラブライブ!』に出会ったときでした。

音楽が好きで吹奏楽部だった私はラブライブ! の楽曲の魅力に惹かれ、その当時友達同士で盛り上がっていたスクフェス(ラブライブ!の楽曲を使用したリズムゲーム)のために走って帰宅するほど夢中でした。

そこからアニメを見るようになり歌って踊る“アイドル”にキラキラした憧れを抱き、密かに学校の踊り場で振りコピ練習していたのをよく覚えています。

体育館裏に特設ステージをつくってお友達に披露したこともあったかな……。

そこから中学生になり心の奥底ではアイドル、そして音楽で生きていくということに仄暗い憧れを持ちながらも、目立たないように角が立たないように学校生活をこなすことに必死になっていました。

そして高校2年生のとき、今の“推し”アイドルである、FRUITS ZIPPERの松本かれんさんとの衝撃の出会いが起こりました。

天真爛漫な愛おしいその笑顔! だけどもなんだか掴めないようなその素振り……私にはない太陽のような輝きを放つ推しに一瞬でとりこになってしまったのです。

そこから私は「推しが立ったステージに自分も立ちたい」という明確な夢をもちアイドルオーディションに挑戦するようになりました。

ネットで夜中から朝までオーディション募集をさがしまわり、熊本から何度も東京へ出向き、不合格の通知が届く毎日……。正直心が折れてしまいそうになったし、焦りと不安で押しつぶされてしまいそうでした。

そんな中ある日、熊本でアイドルの募集をみつけました。

正直な気持ちをここで書くならば……当時の心境としては「熊本で自分の思い描く活動はできるのか……未来は明るいのか……」そんな気持ち。なにもわかりませんでした。

アイドルにすべてをかけると覚悟をきめたからこそ、中途半端な私にはなりたくない。と自分の力量も受け止めず、気持ちだけが先行してしまっていたのかもしれません。

これまで余程あつい想いを語ってきたのでここからぜひ笑って欲しいんですが……検討の結果、無事そこへ応募させていただきオーディション当日。なんと1時間も遅刻したのです。

渋滞にはまった母の車の中で「終わった……」と絶望し逃げ出したくなったことは今でもよく覚えています。

そんな状況の中でもあたたかく面接をしてくださり、自分の思い描く未来を、そして理想のアイドル像を思いっきり語る時間をいただき、それに寄り添う道標を示してくれた、それが今の事務所です。

合否はというと、その日のオーディションの帰り際のエレベーター前で「ありがとうございました!」と一礼したところ、ちょうど扉におしりがはさまれて、その場で合格をいただきました。これがなかったら今こうやって文字を紡げていなかったかもしれません。笑

そんなこんなで、2023年の5月頃から夢のアイドルデビューにむけて動き出しました。

1番年上のくせに1番泣き虫。レッスンは自分の出来なさに悔しくて毎回泣いていたような気がするし、ダンスはまったくもってセンスなし! 自他ともに認めるロボットダンスだったので死ぬ気でくらいついてゆく日々を送っていました。

今考えても身の丈に合わない憧れの素敵な衣装にハイクオリティの楽曲&振り付け。

正直、今でも明確に覚えています。真っ白で天使のような自分の衣装を手に受け取った時、過去の私がすべて報われたようで……そしてひとつ夢が叶った喜びで胸がいっぱいになりました。

そして無事に2024年1月に熊本のライブハウスNAVAROでデビューライブを行いました。

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デビュー当日

そこからはもちろん順風満帆とはいかず、複数のグループさんが出演される対バンライブでの特典会は、自分たちに並んでくれる方がおらず「1時間ただ立っているだけ」という自分たちの非力さを、そして悔しさを感じることも多かったです。

正直思い描いてたキラキラしたアイドル像と現実の自分が違いすぎて、虚しくなってしまい、すべてやめてしまいたいとそんな極端な気持ちになる日もありました。

もちろん東京でなら、「グループが多いからアップダウンは激しい」とわかっていても、熊本という土地ならではのファンコミュニティの広がり方に戸惑いました。そして、「新しく学生の方や女性の方に知ってもらう機会の少なさ」。どうすればもっと幅広い年代の方に知ってもらえるか、試行錯誤する日々でした。