ガラスガールNEXTでお送りする、毎月さまざまなアイドルが登場しフリーダムに執筆する「マンスリーアイドルコラム」。
2026年3月火曜を担当するのは、XOXO EXTREME(キスアンドハグ・エクストリーム)の一色萌。
彼女のコラムは今月3日、10日、17日、24日の全4回配信。
第1回目のコラムは、彼女の大好きなヒーローのお話。
ちなみに、火〜金曜それぞれ初週はガラスガールNEXTに未加入の読者も閲覧可能。来週以降はぜひ、ガラスガールNEXTへご加入を。
私の人生の根幹を揺るがす大事件が起こりました
ガラスガールをご覧の皆さん、こんにちは!
プログレッシヴ・アイドルXOXO EXTREME(キスアンドハグ・エクストリーム)の赤色担当、一色萌(ひいろ・もえ)です。
グループも名前も読みにくい名前ですみません……。
ガラスガールさんでは過去に生誕ライブに関するインタビューでアイドル愛を語らせていただいたり(https://glassgirl.info/article/post-8529/)、大好きなカレーを紹介させていただいたり(https://glassgirl.info/article/post-16352/)と、何度かお世話になっております。
「日本一ピュアなアイドルW E Bマガジン」であるガラスガールをご覧の皆さんは、何かに夢中になった経験があるのではないかと思います。きっと現在進行形ですね。
何気なく出会ったものに心を動かされたり気に入って応援したりすることを、最近では「推し活」のような表現に括られて目する機会も増えました。しかしその言葉が内包するものは単なる暇つぶしの消費活動ではなく、人生を豊かにしてくれるかけがえのない体験だということを、私たちは知っています。
皆さんは、自分が最初に夢中になったものを覚えていますか?
今回のコラムでは、私の人生を彩ってくれた原体験をご紹介しながら、皆さんの「好き」な気持ちにも寄り添えればいいなと思います。

2026年2月、私の人生の根幹を揺るがす大事件が起こりました。
“スーパー戦隊シリーズ”が50年の歴史に幕を下ろしたのです。
世間にニュースが報じられたのは2025年の秋ごろ。
東映の公式発表があるまでは信じないぞ! というファンの願いの傍で、来年以降の話がどこにも出ていない、等の状況からもしかしたら……と言う予感めいたものも囁かれていました。そしてそのニュースは、現実のものとなりました。
50年続いたものが終わる。
そんな歴史の一幕に、私は自分の一部を失うような気持ちで画面を見つめていました。
私は幼少期、同い年の女の子たちがメルちゃんやバービー人形のお世話に勤しんでいたころ、私はいわゆる“戦隊もの”と呼ばれるようなヒーロー作品に夢中でした。
……と言っても一人っ子である上、一緒に遊ぶ友達もいなかったので、買ってもらったフィギュアやロボ、武器をうっとりと眺めては綺麗に箱に戻すことが楽しみでした。
そんな幼少期から月日は流れ、大人になった今も特撮ヒーローは大好きです。
好きが高じて、名前も「一色(ひいろ)」にしてしまいました。

毎週スーパー戦隊が見られること。
成長するにつれて、他の趣味に熱をあげたり、勉強や部活で忙しくなって少し気持ちが離れてしまうことがあっても、毎週日曜日にテレビをつければ大好きなヒーローが世界を守っているんだという事実は、私にとってお守りのようなものでした。
家から離れた学校に進学して、心細い学校生活の中で初めて出来た友達はデカレンジャーが好きでした。
第一志望校の受験に向かうとき。
行きたくないバイトに向かうとき。
アイドルのオーディション審査のときも。
生まれてから今まで、人生の大切なタイミングで私はスーパー戦隊シリーズの明るさや前向きさを求め、ヒーローたちは私に前に進む勇気をくれました。
1975年から2025年まで、同じシリーズの話が通じるというのは本当にすごいことだと、改めて思います。
初対面の方と話す時、ほぼ全世代に通用する奥の手として隠し持っていた「小さい頃、どの戦隊を見てましたか?」という質問が使えなくなっていくと思うと、ちょっと困ったなぁ、なんて。
しかし、スーパー戦隊シリーズは一区切りとなりましたが、特撮ヒーローが終わるわけではありません。
東映ではスーパー戦隊シリーズの後継枠の新プロジェクトとして、1982年に人気を博した『宇宙刑事ギャバン』の名前を冠した『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』が”PROJECT R.E.D.”というシリーズでスタートしました。
深夜ドラマ枠ではスーパー戦隊シリーズをはじめとするヒーロー番組の元祖となったという一説もある特撮時代劇『仮面の忍者 赤影』のリメイク版も放送中ということで、赤色担当のヒイロとしては、昭和から令和へやってきた赤いヒーローの活躍にも大いに期待しています。

1作目の『秘密戦隊ゴレンジャー』が放送されたのは1975年。
『仮面ライダー』『人造人間キカイダー』『サイボーグ009』などで知られる石ノ森章太郎原作で東映が制作し、NETテレビ(現在のテレビ朝日)で放映が開始されました。
制作当初からシリーズ化の構想があったわけではなく、『ゴレンジャー』の人気に後押しされて『ジャッカー電撃隊』、一年のインターバルを経て『バトルフィーバーJ』と続き、4作目の『電磁戦隊デンジマン』で“戦隊”の名が再び復活して以降、いわゆる“戦隊もの”のような形でシリーズとして人々の間に浸透していった歴史があります。
名実ともにみんなで作り上げてきたスーパー戦隊シリーズ。
見る人にひとときの楽しみと、大きな夢や勇気を与え、生活にそっと寄り添い、ファンと一緒にリアルタイムで形を作っていく。
そのあり方について考えたとき、アイドルとヒーローは似ている。私はいつもそう思います。
私はヒーローに憧れながらアイドルになりましたが、かつての私がテレビの向こうのヒーローに憧れて毎日を楽しく過ごす力をもらっていたように、ステージの上から大きなパワーを届けられたら、という気持ちで今日もマイクを握ります。
というわけで、初回は私のスーパー戦隊に対する思いを語らせていただきました。
次回からはガラスガールNEXTの会員さま限定の記事になるということで、敵のセクシーお姉様のお話や、個人的にお気に入りのマニアック回のお話など、今までちょっと触れてこられなかった、掘り下げたお話を主にお送りしていきたいと思います。
それではまた来週、火曜の夜にお会いしましょう!
PROFILE
一色萌(XOXO EXTREME)
ひいろ・もえ
5月27日生まれ。東京都出身。双子座のA型。
プログレアイドルXOXO EXTREME(キスアンドハグ・エクストリーム)赤色担当として2016年12月に活動開始。2025年1月にMIDIレコードよりメジャーデビュー。ソロやバンドre-in.Carnation(リンカーネーション)としても活動中。
オフィシャルホームページ
https://www.xoxo-ex.com/文・写真/一色萌(XOXO EXTREME)
