バンビ以上に素敵なグループには出会えない
休止中は、ファンのことを思ってどんな気持ちになりましたか?
- 水湊
Xで応援コメントを見ていたらツーッと涙が流れてきて。応援してくれているのに何もできないことがもどかしくて、めちゃくちゃ泣いたし、どん底でした。ほぼ家の中にいて、電車も乗れない、人混みのある場所にも行けない状態。メンバーが送ってくれたライブ動画もあって、私が戻ってくると信じて青いペンライトを振っている人とか青いグッズを着ている人を見ると、「みんなに会いたいな」という気持ちにもなりました。
どん底からどう抜け出したんですか?
- 水湊
卒業を発表してからです。もちろん全員ではないと思いますけど、ファンの方も意外と卒業を受け入れてくれて。それもあって、そこからメンタルも体調も回復していきました。

卒業後はどんな生活を?
- 水湊
「この先どうしようかな」と思いながら、ニートというか3〜4カ月ほどは何も仕事をせず過ごしていました。猫とずっと家にいたりお散歩したり。
4年間、突っ走って活動してきたのでその休養期間は必要だったのかもしれませんね。そこから今の事務所へ入るわけですね。
- 水湊
ご縁があって今の事務所に所属できました。
元々、芝居には興味があったんですか?
- 水湊
ありました。前の事務所の時も演技レッスンやワークショップを受けさせていただいていて。舞台に出ているメンバーもいたので、見ていてすごい素敵だったし楽しそうだなって思って。本格的にやりたいと思ったのは、卒業後、週1くらいで映画館に行っていた時ですね。読んだことのある小説や漫画が映画化されていたりすると、「私もこういう作品に出てみたいな」と思うようになりました。
これからその可能性もあると思うと楽しみですね。ちなみに、またアイドルをやろうとは思わなかったですか?
- 水湊
少しだけ考えたけど、やっぱり私の中で「最初で最後のアイドル」って気持ちで覚悟を持ってやっていたし、体調不良で辞めたのに戻ってくるのはなんだか不誠実な気がして。バンビ以上に自分が好きになれて一生懸命になれる素敵なグループには出会えないと思っています。

前の事務所にはどんな思いを持っていますか?
- 水湊
「この子たちを売るぞ」という気持ちで本当に命懸けでやってくれていたと思うし、アイドル経験がなかったらこうして舞台とかにも呼んでもらえなかったと思うので、感謝の気持ちしかありません。いつかどこかで共演できるように頑張ります!

改めて、ファンの方へもメッセージをお願いします。
- 水湊
私はファンのみんなに会いたい一心で芸能界に戻ってきました。「みんなに会うにはどうしたらいいんだろう」「とにかく安心させたい」という思いで、まずはファンクラブイベントを開催したいと今の事務所の方に伝えたら、快く受け入れてくださって。だからこそ、「僕たちの私たちの応援があったから今の水湊美緒がいるんだぞ」っていうのを示せるような活動をどんどんしていきたいなって思います。
精力的ですね。
- 水湊
あと、ファンクラブイベントで歌った時、ファンのみんなが泣いている姿を見て、改めてまたステージに立ちたいという気持ちが芽生えました。お休み期間中にみんなのことを思って作詞・作曲した曲があって、私もみんなの顔を見たら泣いちゃいました(笑)。これからアーティストとしての活動も今準備していて、その強みを活かしたお芝居もできたらと思います。
最後に、これから舞台を見る人へも一言お願いします。
- 水湊
今回初めて舞台をやらせていただけるということで、これもファンの方の応援がないと決まらなかったと思います。「私の武器」っていうとちょっとおこがましいけど、そのうちの一つが多分皆さんの声やSNSの拡散力とかにあると思うので。感謝の気持ちでいっぱいですし、「みおち頑張ってるな」と思ってもらえるように一生懸命頑張ります。初めて私を見る方も、本当にお気軽に、劇場まで足を運んでくだされば嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします!

PROFILE
水湊美緒
みなと・みお
1997年6月10日生まれ、福岡県出身。身長162cm、A型。
2020年3月「#ババババンビ」加入、2024年7月卒業。
2024年TRUSTAR所属。女優、歌手、モデル、タレント。趣味・特技は、読書、ピラティス、ゲーム実況を観ること、弾き語り。
オフィシャルホームページ
https://trustar.co.jp/talents/miominato/PROFILE
公演情報 NINETEEEEN GRRRLZ’99
(ナインティーンガールズ きゅうじゅうきゅう)
公演期間:4月3日(木)〜13日(日)
会場:六本木トリコロールシアター
脚本・演出:山崎彬
出演:山口乃々華、水湊美緒、小山内花凜、長月翠、北野瑠華、木村彩音、月山鈴音、杉浦しづき、窪真理チャカローズ、仲沢のあ、倉持聖菜、まりゑ
<あらすじ>
1999年7の月、オワルオワル詐欺のまま続いてしまった我々のセカイも、2025年7月についにオワリを迎える!
幕が開き、舞台の上に現れた女はよく見る夢の話を語り出す。それは1999年7月に終わったセカイを生きる夢。
芝居のタイトルは「滅亡☆19QQ」。演じる女を観ているのは、音を立てて崩れゆくヘイセイに嫌気がさす日々を送る女。
女は2025年7月にセカイが終わることを夢見ている。並行に存在するオワタセカイからやってきた女と、だらだら続いてしまったかつては羨まれたニッポンの未来を生きる女。
そんな女と女を、世紀末を彩った数々の楽曲を歌う別の女たちが取り囲み、やがてヘイセイとレイワがひとつになる。
これは、オワタ世界とオワラナカッタ世界を、ガルルと唸りながら生き抜くしかない女たちによる、世紀末デタラメ音楽劇。
オフィシャルホームページ
https://www.meijiza.co.jp/others/2025_04_01/取材・文/赤木一之 撮影/藤木裕之