INTERVIEW

INTERVIEW

松下玲緒菜・カバーガールインタビュー「8年経った今、自分が思った“アイドル”になれていたら嬉しいです」

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今の私やファンの人たちにぴったりすぎるな

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では、この一年であらためて気づいた「アイドルの楽しさ」は?

  • 松下

    私個人の感覚ですけど、生歌にこだわってきたからずっと楽しかったなって思いました。最初の頃はきっと、そんなに歌が上手い枠ではなかったと思うんですけど、『きみわずらい』の頃からですかね。もらえる歌のパートがどんどん増えていって。
    私たち、本当に毎日のようにリリイベやライブをやってきたので、レッスンというよりライブでどんどん成長してきたと思うんです。8年間の中で、それこそ最近もファンの方から「最初と全然違うよね」「上手になったね」って言ってもらえたのが嬉しかったですね。

生歌だったから成長を実感できた、と。直接そういう言葉をもらえるのも嬉しいですよね。

  • 松下

    本当に。ここ数年なかったことですけど、最近やっとコールありのライブも増えてきて。名前を呼んでもらえるだけでも頑張れるんですよ、アイドルって。卒業ライブもこのままコールありでできたら嬉しいんですけど。

本当にそうですよね。では、一番聞きたいコールは?

  • 松下

    私、ガチ恋口上が大好きなんです(笑)。「俺が生まれてきた理由! それはれおにゃに出会うため!」って。ファンの人が本当にかわいくてしょうがなくなるので、卒業までにいっぱい聞かせてほしいです。

こうしてお話を聞いていると、松下さんはきちんとファンのことを見ているアイドルなんだなとあらためて感じますね。

  • 松下

    ですかね? でも最近でいうと……元々まねきケチャのライブって、重めの歌詞を聴いて泣いちゃうファンの方がたくさんいるんですけど、卒業発表してからますます増えちゃって。私も「今泣いたら駄目だ!」って思いながら、もらい泣きしそうになってます。『引き算』とか、歌いながら「今の私やファンの人たちにぴったりすぎるな」って。

まねきケチャ『引き算』

“去年の今頃は”、“来年の今頃は”……と。どストレートな歌詞がまた泣きそうになりますね。

  • 松下

    でも最後の最後まで泣かないように(笑)。なんですけど、気持ちは込めまくって、ひとりひとりの顔をきちんと見て歌っていきたいですね。

残りのアイドル人生、ラストまで思い残すことなくやりきってください。最後に、松下さんにとって“アイドル”とは?

  • 松下

    「人の心を動かせる人」かなと思います。私自身はアイドルになる前、ももクロさんが好きで。ライブに行ったことはなかったけど、映像を見て、曲を聴いて、元気になったり、感動して泣いたりしてました。自分もそういうアイドルになりたくてまねきケチャに入ったので。8年経った今、その自分が思った“アイドル”になれていたら嬉しいです。

PROFILE

松下玲緒菜(まねきケチャ)

まつした・れおな
5月2日生まれ 愛知県出身 身長153cm
今春に卒業が決まっている、まねきケチャのオリジナルメンバー。赤色・炎属性担当。
1月14日(土)、東京・LINE CUBE SHIBUYAにて「謹賀新年まねきケチャ 新春招福ワンマンライブ『笑門来福』」を開催予定。

オフィシャルホームページ

https://www.maneki-kecak.com/

取材・文/アオキユウ(short cut) 撮影/武田敏将