INTERVIEW

INTERVIEW

松下玲緒菜・カバーガールインタビュー「8年経った今、自分が思った“アイドル”になれていたら嬉しいです」

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私はどのまねきケチャも大好きです

ここからは今年の春に迫る松下さんの卒業について。卒業を発表したのは去年の4月でしたが、そもそも卒業を思い立った理由は?

  • 松下

    ここ数年、ふたりでメインボーカルとして頑張ってきた深瀬美桜ちゃんが卒業して。相方がいなくなっちゃったような気持ちで、ちょっとぽっかり穴が空いちゃった感じもありつつ。でも、まねきケチャとして8年間活動させていただいて、アイドルとしてやりきった、やり残したことはないなと思ったのが一番大きいです。

達成感に満ちた卒業だと。松下さんの中で、一番「これができてよかった」というのは?

  • 松下

    武道館に立てたこと、ですね。私たちはデビュー当初からお客さんの前で「武道館に立ちます」っていうのを公言していて、当時はお客さんも少なかったから、笑いが起きたりもしてたんですけど。でも、そこから実際に立つことができて、「夢は本当に叶えられるんだ」っていうのをお客さんに見てもらって、自分たちでもそう思うことができたのは、やっぱり一番嬉しかったです。

笑われたところからそこまで辿り着くのはものすごい達成感ですよね。

  • 松下

    うん。その頃と今ではメンバーもだいぶ変わっちゃって。強いて言うなら「今のメンバーでも立ちたかった」というのはやり残したことなのかもしれないですけどね。

メンバー変遷でいうと、昨年10月の7周年ライブ。オリジナルメンバーとしてまねきケチャを支えてきた松下さんが言った「私はどのまねきケチャも大好きです」。グッと来た一言でした。

  • 松下

    言いましたね(笑)。うん、どの形でも私は好きでした。メンバーが変わり続けても、ずっと居心地がいいグループで。8年間一度も喧嘩したことなかったし、だけどみんな言いたいことは言って。それでいて楽屋では無言になっても気まずくない。どれだけ変わってもすぐに家族みたいになるのが、まねきケチャとして8年続いてこれた要因なのかなって思います。

卒業発表から駆け抜けた2022年、どんな年でした?

  • 松下

    「全部が最後」っていう気持ちで、寂しいなと思いつつもひとつひとつを全力でやってきました。それこそTIFも@JAMも、関が原も。その中で一番「これが最後か。寂しいな」と思ったのが生誕祭で。生誕祭って年に一度だけ、自分のメンバーカラーの、赤色のサイリウムばっかりになるんですね。「私を応援してくださる人がこれだけいる」っていうのを一番実感できる日だったので。去年の生誕祭は「これが最後なんだ……」って、噛み締めてました。