9月から4ヵ月連続で22日=にゃんにゃんの日にメンバー4名のソロ写真集をリリースしてきた、わーすた。
前回、本企画第1弾の廣川奈々聖&第2弾の松田美里に行なったインタビューに続き、今回は第3弾の小玉梨々華と第4弾の三品瑠香を直撃。ふたりの写真集の制作秘話や、4ヵ月を経て感じた新体制の強さなどを語ってもらいました。
PROFILE
小玉梨々華1st写真集『素顔』
出版社:主婦の友社 発売日:2022年11月22日 撮影:藤原 宏
ロケ地は京都。古風な街並みや温泉旅館、日本三景のひとつでもある天橋立の付近など、京都ならではのさまざまな景色を楽しみながら、一緒に京都旅行に来ているかのような気分が味わえる一冊。
三品瑠香2nd写真集『ひととき』
出版社:主婦の友社 発売日:2022年12月22日 撮影:東 京祐
ロケ地は石川県。小京都と呼ばれるレトロな茶屋街や金沢21世紀美術館などの金沢を堪能する一方、海沿いでのドライブシーンなど、プライベート感あふれる素顔も満載。等身大な彼女から大人びた姿まで、さまざまな三品瑠香を切り取った一冊。
8年、9年やってると作り込んじゃうんですよ(笑)
インタビュー当日は12月中旬。現在、3人目の小玉さんの写真集まで発売されていて、記事が出る頃には最後の三品さんも発売しているはずです。まず小玉さん、写真集を出した心境を聞かせてもらえますか?
- 小玉
私の前に奈々聖と美里のふたりが出していて。その2冊をファンの方々が楽しんでくれて。毎月毎月、「次のメンバーの写真集が楽しみ」って言ってくれていて。私はそのどんどん積み重なるワクワクに応えられるものが作れたなと思ってますし、最終形態の瑠香も、最後に期待を超える一冊を作ってくれたなという印象です。
- 三品
別に最終形態じゃないよ(笑)。
いきなりハードルが跳ね上がりましたね(笑)。
- 三品
めっちゃビビってます(笑)。私のファンの方も、3人の写真集をひととおり見た上で、私の写真集を楽しみにしてるってコメントが本当に多いんですよ。4ヵ月連続で写真集を出すって発表したのはだいぶ前だから、かなり長い間焦らされてると思いますし。
- 小玉
そっか。夏くらいから待ってるんだ。
- 三品
そうそう。だから私の写真集は特にお待たせしてきたんですけど、でもちゃんといいものが作れたなと思ってます。
手応えがありそうでいいですね。三品さんは数年前に1st写真集を出していますが、今回やっていて前回との違いは感じました?
- 三品
写真の雰囲気も違うはずだし、私自身も前より飾りすぎず、力を抜いて撮っていただけたなと思います。自分がちょっと大人になったっていうのもあるし、それをこのタイミングでまた写真集として残してもらえたのはすごくありがたかったし楽しかったですね。
- 小玉
たしかに全然違うよね。私は初めての写真集だったんですけど、もともと撮影でいろんなメイクやいろんな衣装になるのがすごく好きなので、それが自分だけの一冊の形になるのが嬉しかったです。またひとつ大切なものが増えました。
小玉さんの写真集のタイトルは『素顔』で、三品さんは『ひととき』。廣川さんと松田さんは「自分でタイトルを決めた」と言っていましたが、おふたりも?
- 三品
そうです! 私は“自分が残したい一瞬”を切り取ってもらったので『ひととき』にしました。漢字の『一時』か、ひらがなの『ひととき』か悩んだんですけど、東(京祐)さんの写真の柔らかい感じが映えるほうにしたいなと思ったので、ひらがなになりまして。あと、意味合いでは「読んでもらう楽しいひととき」っていうのも……。
おぉ、たくさん意味を込めているんですね。
- 三品
ていう体にしておきます。今、編集さんが書いてくれた文章(帯に書かれた「柄の間のやすらぎと至高のひととき」)を見て、「たしかに〜!」って思ったので(笑)。
(笑)。小玉さんの『素顔』は?
- 小玉
私は一番「日本だな」って感じがする京都で撮影したので、まず漢字がいいなって思ってたんです。で、並べられた写真を見たときに「飾ってない、素の自分や素の仕草が写ってるな」と思ったので『素顔』にしました。素顔って、なかなかこう……アイドルをしている中でそんなに見せる機会がないというか。ステージでも普段の撮影でも、やっぱりどうしても“見られてる意識”があるものだから。
たとえばインタビューを受けている今も、「わーすたの小玉梨々華」というスイッチが入っているわけですもんね。
- 小玉
そう、今も飾ってるんだと思います。作り込んだ小玉梨々華です。
- 三品
「作り込んだ」って(笑)。
- 小玉
8年、9年やってるとやっぱり作り込んじゃうんですよ(笑)。でも『素顔』にはこの中にしかない表情があるなと思ってます。