自分の中でも挑戦的な個展になりました
2度目の個展開催、おめでとうございます!
- 岡田
ありがとうございます! 前回の個展は「ファンの方々は何を見たいんだろう?」ってところに臆しちゃったところがあって、「虹コンファンならみんな楽しめるはず!」と思う作品が並ぶ個展にしたんです。
でも今回は、4月に開催した日本武道館公演のあと、そのときの感情をなかなか文章にできなくて「どうしよう……」と思っていた私が、「絵なら感情を表せるかも?」と思って作った『武道館』など、すべてが「私の感情」をテーマにしています。自分の中でも挑戦的な個展になりました!
いろんな作品が展示されていますが、中でも岡田さんが見てほしいのは?
- 岡田
やっぱり『好きに見てどうぞ』ですかね。Galleryくらげさんをお借りしたり、たまに制作配信をしたりしながら初めて作ったF20号の作品です。谷崎作品の“ファム・ファタル”や“悪女”を研究をする中で気づいたことを、人魚をモチーフに描きました。
たしかに、よく見ると立体的な鱗が描かれています。この作品にはどんな思いを?
- 岡田
悪女は悪女になりたくて存在するわけじゃなくて、彼女を見る人が悪女と決めつけるから存在する。この作品を見て「絵の中に悪そうな女がいる」って思うのもいいし、逆に「純粋そうな子」と思ってくれるのもいいんです。その“人それぞれの決めつけ”が面白くて、それを見てみたいなって!
この絵を見た人が何を思うのかが知りたいと。
- 岡田
そうですね。タイトルもそんな想いを込めて『好きに見てどうぞ』です。個展に来てくださった方々。何を思ったのか、ぜひ「#殉情えもーしょん」でつぶやいてください! 私はハッシュタグを見てにやにやしています(笑)。
PROFILE
岡田彩夢
おかだ・あやめ
2000年8月8日生まれ、熊本県出身。身長148cm、血液型B型。
2017年、虹のコンキスタドールに加入。趣味はお絵描き、読書(近代文学)など。
現在、全国12箇所をめぐる全国ツアー「全国美味いもの征服ツアー2022」を開催中。
オフィシャルホームページ
https://2zicon.tokyo/取材・文・撮影/アオキユウ(short cut)