アイドルと大人の距離の変化
- 志賀
re:miawはプロデューサーとかがいない、メンバーだけで全部決めるいわゆる「セルフプロデュースアイドル」ですよね。
- しなの
曲とか衣装を依頼したりを気軽に始めれたのも仕事してたからですし、助監督やることでいろんな仕事がわかるようになって「この日にライブやるなら納期この時期までだな」とか逆算して段取りができるようになって、円滑にやれるようになりましたね。
- ちあり
しなちゃんはそういう段取りとかしてくれますね
- しなの
アイドル辞めた時は「ライブは楽しいけど、自分たちだけでアイドル運営するとか出来るわけがない」と思ってたんですね。それはお金がないっていうのもあるけど、曲の発注とかわからないし、女の子だけでやっていけるのか? とか大人とどう接すればいいかわからなくって、怖かったんですよね。
- ちあり
大人との話し合いって、良い悪いじゃなくて大人に主導権があるじゃないですか。
- 志賀
先生と生徒みたいな感じというか。
- しなの
でも仕事をしてみたら、自分たちだけで物事を前に進めるにはどうしたらいいかがわかってきたんですね。映画でいえば、台本があってそれを映像にしていく過程でいつまでに何をすればいいか考えて動いて、やり方わからなかったら聞けばいい。そういう成功体験が今までなかったんです。そこで大人との話の仕方を学んだというか。だからちありちゃんに「アイドルやらない?」って話もらった時は今なら出来るなって思いました。気づいたらそういう自分に変わってました。
- ちあり
ただ昔のグループにいた時も運営の人に提案したことあったけど、今思うとただの文句っていうか感情論だったりしたもんね(笑)。よくないよね~。
- しなの
仕事だとプレゼンする人の話し方をしなきゃいけない。今は文句を意見ぽくいうことは出来ます! あと今のメンバーは皆意見も経験もあるから、積極的に意見言ってくるし誰かが舵を取る必要がない。
- ちあり
意見を言って却下されたから何も言わないじゃなくて、「それは違うかな、じゃあこれでどう?」「それいいじゃん」って会話が出来るんですよね。
- しなの
否定的な意見も良い意見と同じくらい出てきたりするけど、そこで「わたしが否定されてる!」とかそういうことも思わない。みんな大人になった!
- ちあり
昔だったら「それはどうかな」って言われただけで自分は凹んでましたね(笑)。