INTERVIEW

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「私が光になることで、誰かがfishbowlを見つけられたらいいな」佐佐木一心&齋藤ザーラチャヒヨニ(fishbowl)インタビュー【新メンさんいらっしゃい!(第11回)】

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やっぱり普通じゃなかったというか、刺激が強すぎたんですよ

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佐佐木さんは2022年5月までラストアイドル2期生として活動していましたよね。ラストアイドルの活動終了後、芸能から離れたと聞いていたので、fishbowl加入が発表されたときは驚きました。

  • 佐佐木

    ラスアイ時代にファンになってくださった方も驚いてました。2年も離れていたのに「ずっと待ってたよ」ってメッセージを送ってくださる方もいたり。あと、私がラストアイドルに加入するときに2期生メンバーを決めるバトルで戦った木崎千聖ちゃんも、別のグループのメンバーになったことが発表されて。

当時を知る人は皆リアクションしていましたよね。ラストアイドルをよく知る吉田豪さんも「偶然にしてはよく出来た話だなと思う」と。

  • 佐佐木

    はい。「何かの運命か?」って声も多かったです。

この2年間はどう過ごしていたんですか?

  • 佐佐木

    静岡で普通の大学生として生きてました。学部は経営学部で、マーケティングをやっていて。元々、静岡という街が好きなんですけど、ラスアイの活動で東京に通う中で、静岡に盛り上がりが足りないと感じたことがあったんです。だから、どうやったら静岡を活性化させられるかなと思って経営学部を選びました。

ひとつ疑問に思ったんですが、前の事務所を退所されるときに「動物看護師を目指す」と表明していましたよね。

  • 佐佐木

    動物看護師の資格も、経営学部に通いながらほかの大学の通信の授業で取りました! アイドルとは別で、小さい頃からその夢もあったんですけど、猫アレルギーだということが発覚して。その道だけに絞ったら、アレルギーが強く出るようになっちゃったときに逃げ場がなくなっちゃうので、経営学部に行きながら。

普通に大学の単位を取りながら別の資格まで……すごいバイタリティですね。「静岡を活性化させたい」というのも強い地元愛がないと立てられない目標です。

  • 佐佐木

    でも本当に、商店街とかを見ていても人の数はパラパラとしているし、もっと賑わっていていいはずなのにと思ったんですよね。それもあって、芸能から離れて静岡のために何かできる人を目指してました。

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そんな人が、なぜもう一度アイドルに戻ってきてくれたんですか?

  • 佐佐木

    やっぱりラスアイが終わったときに、不完全燃焼みたいな気持ちもあったんですよ。解散する2ヵ月前にいきなり発表があって、心の準備もできないまま、やり残したこともたくさんある中でアイドルじゃなくなってしまったので。あと、何よりも元ラスアイメンバーがどんどん別のアイドルとして復帰していったことが大きいです。

木崎さんにかぎらず、確かにたくさんいらっしゃいますね。

  • 佐佐木

    で、解散後も身近にいた山本琉愛ちゃん(元ラストアイドル2期生)がルルネージュに加入したんですけど、「加入してから、今が一番楽しい」って言っていて。……そういうみんなを見ていて、「羨ましいな」って思う自分もいたんです。私も歌とダンス、もう一回やりたいなって思うようになったときに、静岡にも、地元を愛して愛されるfishbowlというグループがあったので、興味を持ってオーディションを受けました。

なるほど……。でも、「一度辞めたものにもう一度戻ってくる」というのは、同期たちがやっていたとしても少し勇気のいる選択な気がします。そのあたりの引っ掛かりはなかったですか?

  • 佐佐木

    「なかった」とは言えないかもしれないですね(笑)。……正直、2年間普通の大学生をやっているうちに、「物足りないな」って思ったのもあって。

物足りない?

  • 佐佐木

    ラスアイってやっぱり普通じゃなかったというか、刺激が強すぎたんですよ。メンバー同士で戦い続けて、「団体行動」とか、いろんなアイドルっぽくないことにも挑戦させられて。ラスアイの4年間でその刺激に慣れちゃったんですよね……(笑)。

まぁ、そうなるのも納得できます。加入前から常にメンバー同士で戦い続けたり、団体行動や殺陣に挑戦したりと、常に緊張感が続くグループでしたもんね。

  • 佐佐木

    はい。なので大学生活が普通すぎるなと思って……またアイドルになりたいと思いました。