INTERVIEW

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11年間のアイドル人生にピリオドを打つ虹コン・大和明桜 卒業インタビュー「私、あらためてアイドルオタクっていうものが好きなんですよ」

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ライブが当たり前じゃないってことに気づいた

卒業ライブの前々日、最後のソロイベントがあります。それにともなって「アイドルになって4,000日以上経っていること」をポストしていました。

  • 大和

    ソロイベントの日が4,082日目です。数えたら「せっかくなら4,946日までいきたかったな」とも思ったんですけど(自己紹介の「4946レボリューション」にちなんで)、それはあと2、3年かかるな、と(笑)。

虹コンで過ごしてきた11年。グループのメンバーも変われば、世の中の価値観だって変わる長い年数。大和さん自身にも変化があったと思います。

  • 大和

    もちろんというか、人格は「総入れ替え」くらい全部変わりました。小学6年生で入った頃は、人見知りで無口な子どもだったんですけど、そこから同期の大塚望由に“宇宙人キャラ”にされて、破天荒にやらせていただいて(笑)。何も考えず、ただ面白いと思ったことだけをやり続けて。

    ……本当に何も考えていなかったですね。ステージでも、ただ楽しく笑顔でやる。プロデューサーのもふくさんにも、よく「かっこいい曲でニヤニヤすんな!」って怒られてました。

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自分の中で“転機”といえる時期は?

  • 大和

    コロナ禍に突入した頃ですかね。当時、高校生だったんですけど、クソガキだった自分がようやく「アイドル」を意識するようになって。

アイドルの意識ですか。

  • 大和

    ライブが当たり前じゃないってことに気づいたのもあったんですけど、あの頃って、オンラインライブが多かったじゃないですか。カメラに向けてライブをする分、めちゃくちゃ映像が残っていて。見返してやっと自分の無表情さとか、曲とハマらない表情に気づくんです。そこでやっと「アイドル」を意識するようになって、少しずつアイドルとして好きになってくれるファンの人が増えて。

なるほど。

  • 大和

    でも最近、ファンの人に今までもらった手紙を見返したんです。私は11年間、ずっと「成長がすごい」って言われてました(笑)。私自身はコロナ禍まで何も……と思ってたんですけど、小学生時代も中学生時代も、今だって「成長した」と言っていただいていて。

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それだけ見守ってくれていた人がいたということですよ。

  • 大和

    めっちゃ嬉しいんですよね。初期の頃ってやっぱり深くまで覚えていないんですけど、手紙を見返すと、私には相当つらそうだった時期もあったらしくて。「心配だから送ったよ」みたいな手紙もたくさんありました。

    昔の私からしたらファンの人はめっちゃ大人に見えたんですけど、いざ自分がその人の年齢になってみると、自分のことはまったく子どもとしか思えない。そんな年齢の頃によく、大人な見守り方をし続けてくれたなぁって、感謝でしかないですね……。

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では、「アイドル」というものに対して、自信を持った時期は?

  • 大和

    虹コンとしても、私としても、『ずっとサマーで恋してる』(2018年)の頃。その前に奥村野々花という先輩メンバーが卒業して、結構みんな絶望的に落ち込んでいた時期があったんですけど。でも、この曲ができて、グループとしても転機になって。私も歌割りが増えて、自信を持てるようになった頃だというのを覚えています。

  • 大和

    あとはやっぱり武道館(2022年)は大きかったです。私自身、「知らないままお母さんに履歴書送られてアイドルになった」って、芸能人みたいな入り方だったので(笑)。初期からずっと人前でキメるとか、かわいいを目指すとかって苦手なままだったんです。でも、そこで振り切れるようになったというか。「武道館に立たせてもらえるくらい、自分はアイドルとして人にパワーや元気を与えられる存在になれたんだな」って。

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