自分たちが期待していたからこそ

1月なので、「昨年の総括と今年の展望」的なこともできればと思います。2025年、今振り返ってどんな一年でしたか?
- 船井
上半期、ずっと反省モードだったかも。
- 宇都宮
全然ダメだった。やっぱり渋谷WWWがうまくいかなかったことが衝撃だった。
- 船井
ふたりともずっとやりたかった会場だったんですよ。終えてみて、「もっとできたな」と思うこともたくさんあったし。そこからツアー期間に入って、楽しいこともありつつも……いろんなことにぶつかった年だったなと思います。

意外です。バンドセットワンマンに全曲披露ワンマン、そしてこのアルバムリリースと、ユニットとして上向きな雰囲気を感じていたんですが……その渋谷WWWというのは、3月のワンマンですよね。
- 宇都宮
自分たちが期待していたからこそ、お客さんにも「心の底から来てほしい」みたいに言っていて。友達とか家族にも見に来てもらった公演だったんですよ。
- 船井
ライブのあと、周りにめっちゃ褒められたんですよ。「自分たちがステージに立っている感覚と、みんなが見ているものってまったくの別物なんだ」って思ってしまったりもして。それもなんだかショックだったんだと思います。

すみません。当日、生で拝見していたんですが、やはり特に違和感なく、良いライブだった覚えがあるんです。おふたりは何が引っかかったんですか?
- 宇都宮
「何がそんなに?」みたいになりますよね(笑)。
- 船井
音がすっごく難しかった。音作りと照明が、本番までに間に合っていなくて。
- 宇都宮
ライブの1週間前くらいに、やっとセットリストが決まったり、演出はほぼなしでやることが決まったり……。
- 船井
あと、ワンマンをやるときって、大抵そこで何か発表したりするじゃないですか。でも、木村さんはひとつも考えていなくて。「ツアーやろう」と言い出したけど、「会場は押さえてる?」って聞いても、ひとつも押さえてない。「ツアー発表するなら、普通は会場も発表するの!」って、当たり前のことをめちゃくちゃ説教しました。
……言い方は難しいんですけど、自分たちを取り巻く環境が整っていないと、自分たちの気も分散しちゃうんだなって。

月刊PAMって、もともと芸能マネジメントやライブ畑ではなかったスタッフが、おふたりが歌える場所を作るために立ち上げた背景があるじゃないですか。そういう部分もあって当時、制作がライブ前に追いつかなくなってしまった、というか。
- 宇都宮
(近くで話を聞いているプロデューサーに)心が痛いですよね、すみません(笑)。……そんなこともあって、自分も含めてですけど、「誰かがやってくれる」って他人事なところがチームみんなからめちゃくちゃ出ちゃったのが渋谷WWWの頃でした。ワンマンが終わったあとにすごく反省したし……この頃、「解散しよう」みたいな話も出ていました。
ええ!
