INTERVIEW

INTERVIEW

実は解散危機を経て、気持ちを上向きにした月刊PAM。「あの日、なんか『売れるかも!』って思っちゃったのかも」

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「若ぇ〜……」って思いながら聴きました

PAM04

年末の全曲披露ワンマンでも話していましたが、中にはレコーディング自体だいぶ昔で、初めて音源化された楽曲もあるんですよね。

  • 船井

    『Okay』(“POP side”収録)がそうなんです。私たちのデビュー曲『息をする旅』(“ROCK side”収録)と一緒に録ったもので。

  • 宇都宮

    「若ぇ〜……」って思いながら聴きました。当時、ちょっと前までメジャーシンガーだった私たちの、きちんと仕込まれている声(笑)。

PAM05

(笑)。なんとなく今よりキュートに歌おうとしている感じはありますね。

  • 宇都宮

    でも、あれはあれで良さがあって。ザ・コインロッカーズにいた当時だって、頑張ってそんな声を出していたかというとそうでもなく。スッとあの声が出ていた時代があっての今だな、と。

個人的に、1年半前に初披露された『happy end』(“ROCK side”収録)くらいから、船井さんの歌声に“大人っぽさ”が加わった気がします。

  • 船井

    ですか? 意識はそんなに。曲によって声の出し方を変えてはいるんですけど。

  • 宇都宮

    レコーディングの順番が結構大きい気がします。多分ですけど、『happy end』より前はコイロカにいたときから私が先に録っていたのが、なぜかその頃から美玖に先に録ってもらうことが増えたんです。それが結構影響してるのかもって。

  • 船井

    あ、そうかも! レコーディングするとき、先に録ったほうの声に合わせるように録るんですよ。未来ちゃんの声にかぶせて録ったり、そもそも歌い方や発音を寄せたりとか。

PAM06
  • 宇都宮

    船井に先に録ってもらったほうが、特にオガワさんの曲はいい仕上がりになるイメージです。『ばらばら』なんかは特に、上手く船井に引っ張られてレコーディングできました。私の歌声は「のびやか」なんて言葉は似合わないんですけど、船井の声を聴いて歌ったら、私のパートもすごくのびやかになりました。

  • 船井

    逆にかわいい曲のときは未来が先のほうがいいなと思う。私が先だとそのまま「かわいい曲」になっちゃう。

  • 宇都宮

    『くゆりゆく』(“POP side”収録)も、私が先だったからああなったのかもしれない。

面白いですね。素人目には些細なものに感じる「レコーディング順」が、かなり影響する、と。

  • 宇都宮

    面白いですよね。あと、初期の頃からおやすみホログラム(同じくオガワコウイチがサウンドプロデューサーを務める)さんのカバーをしているんですけど、そのパート分けもちょっと関係しているかも。

    クールでサラッとした歌声の八月ちゃんのパートを美玖が歌って、かわいらしい歌い方をするカナミルさんのパートを私……って、あえて逆にしていて。

  • 船井

    ナチュラルにそう分けてたね。

  • 宇都宮

    うん。自分たちなりに、「調和する方法」を無意識に見つけていたんですね。今気づきました(笑)。

  • 船井

    今度さ、ふたりともオガワさんの仮歌だけを聴いてレコーディングしたら、まったく違う表現の曲ができるかもね。