INTERVIEW

INTERVIEW

実は解散危機を経て、気持ちを上向きにした月刊PAM。「あの日、なんか『売れるかも!』って思っちゃったのかも」

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船井美玖&宇都宮未来によるオルタナティブガールズユニット・月刊PAM。

昨年は本人たち念願の東京・渋谷WWWでの単独公演や、初のツアー、バンドセットワンマン、そして1stフルアルバム『MAGAZINE.』のリリースなど、さまざまな活動を経験。そんな2025年を振り返りつつ、3年目を迎えた今年にかける思いなど、彼女たちらしく“自由”に、“包み隠さず”、語ってもらった。

月刊PAMはこの真ん中にいればいいだけ

年末リリースのフルアルバム『MAGAZINE.』。これまでの全楽曲を、“POP side”と“ROCK side”に振り分ける2枚組構成でしたが、二分化させることで月刊PAMというものがわかりやすくなった気がします。

  • 船井

    本当にそうなんですー! このアイデアは自分たちだけじゃ絶対に気づけなかった。

2枚組にするのは誰のアイデアだったんですか?

  • 船井

    オガワ(コウイチ/月刊PAMのサウンドプロデューサー)さんと木村(親八郎/月刊PAMのプロデューサー)さん?

  • 宇都宮

    私たち的には、今回“ROCK side”に収録されたオガワさんの曲を主軸にやっているところがあったんです。だから全楽曲のほとんどがオガワさんの曲で、ほかに何曲かポップなものがあるかなと思っていたら……並べてみると意外とトントンだったという。

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それぞれ9曲ずつ、キレイに分かれたなという。

  • 宇都宮

    そう。月刊PAM、そのふたつの“side”が本当に分かれていて、対バンライブに20〜30分出させていただくと、セトリを組むのがすごく難しかったんです。「情緒不安定すぎる」って(笑)。

    でも今回、思い切ってガっと分けたことで、ファンの人もそうだし、私たちも「こういう楽しみ方があるのか」って知れたのはすごく大きかったです。「これだけ振り幅があるなら、月刊PAMはこの真ん中にいればいいだけじゃん」って思えるようになって、私はすごく楽しくなりました。

  • 船井

    わかるわかる。

約1年半前に初めてインタビューさせていただいたとき、ふたりとも『春の夜に月と泳ぐ』(“ROCK side”収録)を一番好きな曲として挙げていました。全楽曲収録のアルバムということで、同じ質問をしてもいいですか?

  • 船井

    『春月』、変わらず一番です(笑)。

  • 宇都宮

    でも、全楽曲ということで、人それぞれの「今日の一番」が見つかるようになっているのがお気に入りポイントであります。これだけのいろんなジャンルの曲があったら、絶対にその日の気分の曲があるだろう、それをみんな見つけてくれたらって。

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では、おふたりの今日の気分は?

  • 船井

    今日の私は『ラスト・ピース』(“POP side”収録)ですね。午前中から対バンライブだったので、朝からすごく起きていて。

  • 宇都宮

    わかるかも。そういう日って『ラスト・ピース』で自分を鼓舞したくなる。

  • 船井

    朝、とりあえず明っかるい曲を聴くんですよ。

  • 宇都宮

    今日の私は切なめな『ばらばら』(“ROCK side”収録)です。涼しい日で“気”の通りもいいし、今の昼下がりにハマりそうな感じがいいですよね。

“ROCK side”は全楽曲オガワWorksらしい、夜中にひとりで歩いているとき聴きたくなるような楽曲が揃っています。

  • 船井

    昔のきのこ帝国みたいでいいですよね。

  • 宇都宮

    言いすぎぃ。でも確かに、“POP side”はみんなでBGMとして、“ROCK side”はひとりでって。あらためて、いろんな場面に寄り添ってくれるディスクになってるんじゃないかなと思います。