いろいろあった2025年もそろそろ終わり。今年もやります! ガラスガール編集部の10人が、今年リリースされたアイドルソングの中からそれぞれのベストワンを選出! ガラスガール的「2025年の最強アイドルソング10選」を大発表!
今年のアイドルソングを振り返りながら、新しい年を迎えましょう!
篠本634と関根弘康が選ぶ2025年のアイドルソング
PROFILE
篠本634
著書に『AKB48ヒストリー~研究生公式教本~』『乃木坂46物語』(集英社)、『HKT48成長記 腐ったら、負け』(角川春樹事務所)など。ガラスガール編集局長。編集、インタビュー、グラビア、連載『吉川友の試みのおからパウダー』を担当。
篠本634が選んだのは……東京女子流『キセキ』
2026年の3月31日に解散が決まっている東京女子流のラストアルバム『東京女子流』。
彼女たちの新しく進む道や、新しい表現を指し示すような楽曲が並ぶ。
その中でも最後に収録されている『キセキ』は、心を握りしめられるような曲です。
11歳から13歳の少女たちが、日本のさまざまな場所から東京へやってきたのは、約16年前。
時は、まさにアイドル戦国時代。同期デビューのスマイレージとももいろクローバーと、ともに走り出した。
2010年5月5日。デビュー曲『キラリ☆』がリリース。好奇心と不安と期待をその瞳に蓄えて、“永遠の物語の始まり”を歌っていた。美しいその曲は、何年も何年も美しく輝いていました。
そこから、彼女たちには何度も驚かされました。
大人びた歌を歌い、大人顔負けのダンスを魅せる。でも、中身はとっても子供で。その尊さに、女子流と出会った者たちは、何度泣かされてきたことか。
そんな彼女たちは、16年が経ち、27歳〜29歳という、立派な大人になりました。そして今、自分たちの新しい未来に向けて歩き出します。
「Good morning to you.」から始まる『キセキ』。
「素敵な朝をあなたに」と、新しい旅の始まりを歌う。それは、一緒に歩んできたファンやスタッフ。そしてあの日からここまで成長してきた“東京女子流”に向けた言葉だと思いました。
優しいミディアムテンポに包まれながら、この曲の歌詞を追いました。何度も泣きそうになりました。でも、彼女たちからのメッセージを単純な涙なんかで受け止めてはいけないとぐっと堪えていました。
なのに、ダメでした。ラストの歌詞「Good morning to you. 奇跡が重なる。新しい旅がほら、また始まるよ」。その後ろに、もうひとつのメッセージがあったんです。アウトロに『キラリ☆』のイントロが入っていて。もう、ダメでしょ。こんなの。
あの日の永遠に、泣かされてしまいました。単純な涙で受け止めてしまいました。
2025年。絶対に忘れません。今、感じてる確かな鼓動を。
PROFILE
関根弘康
2000年代よりAKB48グループを見続けるライター。ガラスガールでは48グループ記事や、松村香織連載などを手がける。アイドルはもちろん好きだが、その取り巻く環境にも深い興味を持っている。肩書はガラスガール編集長だが、あまり細かいことを知らない。
関根弘康が選んだのは……AKB48『Oh my pumpkin!』
AKB48の結成20周年記念で前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜、指原莉乃と4人のレジェンドOG、さらに海外の姉妹グループメンバーも7人参加という豪華シングル。それを率いるセンターはドラマ、バラエティなど外仕事で大活躍ながら、原点となる劇場も月2~3回出演、渡辺麻友から後継者指名を受けたスーパー王道アイドル、小栗有以。
愛しい人という意味で「パンプキン」というキャッチーなワードを使いながら、夏休みに自転車を全力でこいで市民プールへ向かったら、人魚のようなキミを見つけてしまったという、これぞ僕らの秋元康リリック!
作曲は秋元康の盟友・井上ヨシマサでなく、近年の楽曲では久々にSNSでも話題となった『根も葉もRumor』、また櫻坂46の『承認欲求』、日向坂46の『アザトカワイイ』などを手がけた浦島健太。
振り付けはもともとAKB48からアイドルに関わるようになり、10周年記念シングル『君はメロディー』、そして『何度目の青空か?』から『ビリヤニ』まで乃木坂46の数多くのヒットシングルを手掛けるICO。曲中には『恋するフォーチュンクッキー』や『Everyday、カチューシャ』『フライングゲット』など、過去のヒットソングをオマージュしたポーズが取り入れられている。
つらつらと書き並べてしまったが、要はオールスターということです! AKB48を追いかけて20年の僕としては、2025年のベストはこれを出すしかないのです。
ただいくつか言わせてもらうなら、どうして参加したのがSKE48やNMB48いった国内の姉妹グループでなく、海外グループだけだったのか? そして夏シングルなのに、MV公開が4ヶ月後の日本武道館コンサートになったのか?
ちなみにMVのダンスシーンはスケジュールの都合で前田敦子は参加できず。また海でのイメージシーンはもともと前田敦子とフロントの現役メンバーの予定だったのが、前田敦子が急遽、高橋みなみを呼び出したという裏話が語られるなど、まあいろいろあったんだろうなという想像も含めて、これぞAKB48って曲です!
