SKE48を卒業して4年。ソロアーティスト野島樺乃がたどり着いた“現在地”とは？「涙している方を笑顔に変えてあげたいからアーティストをやっているんです」

友達と食事していても一番盛り上がるのは恋愛話ですからね。これからも自分なりに解釈した恋愛ソングを書いていきたいです。

行きます。総合運、仕事運、金銭運を診断してもらうんですけど、最後に「恋愛はどうですか？」って聞きます。私、「恋愛運はあるけど、結婚運がない」って言われるんです。結婚はまだ遠い未来のことだと思うからあまり気にしないけど、恋愛運は気になりますね。「あなたは男性から好かれやすい。おじさんから人気だよね」と言われるから、「はい！」って答えてます（笑）。

はい。去年はミュージカル（『추락-墜落-』）に出演させていただいて、学ぶことが多い現場でした。今年の舞台（『1845 巴里の憂鬱～Les Misérablesより～』）はお芝居がメインだったので、どういう感情でセリフを言うのか――感情を整理する期間になりました。そうすることで、歌い方に変化が出てきそうです。

名古屋でのワンマンライブは（ソロデビュー後）初めてです。ワンマンでは歌はもちろんですが、ストリートライブでは話せないような、思いの丈をしゃべりたいです。ファンの方も「かのちゃんが何を思っているか知りたい」とか「燃えている気持ちを聞きたい」と言ってくれるので、人間味あふれる言葉を届けたいです。

そういうことはなくなりました。アイドル時代は心を燃やしていかないと上に行けなかったから、自分を鼓舞していました。でも、今はそうしなくても自分のマインドを操れます。ワンマンという場所では自分の気持ちをしっかりまとめて話したいです。

そうですね。私、SNSでもネガティブなことは発信しないようにしていて。落ち込んだ気持ちを投稿して、「大丈夫だよ。頑張って」という反応を見かけることもあるんですけど、そうじゃなくて、落ち込んでいる方を私が励まさないといけないんです。そういうアーティストでありたいので。

アイドル時代はファンの方に頼っていた部分がありました。その関係性は素敵なものですけど、アーティストって逆ですよね。涙している方を笑顔に変えてあげたいからアーティストをやっているんです。その思いは大事にしたいです。