この曲で簡単に一発当たると思うなよ

的場さんの「先生から言われて泣いた言葉」というのはどの言葉ですか?
- 的場
最初は、話している内容から「私たちは諦められてたんだな」っていうのがわかって、悔しくて涙腺が緩み始めて……。
- 石浜
私は「この曲で簡単に一発当たると思うなよ」っていうのが、一番こたえました。
- 的場
先生に「この曲でどうしたい?」って聞かれて、私が「一発当てたいなとか思っちゃってます」って答えた時だね……。
- 石浜
先生はでんぱ組.incさんの振り付けもして、そんなに簡単なことじゃないっていうのを一番理解している方なので、それを私たちに伝えてくださって。実際、私も新曲でちょっと期待しちゃっている部分もあったので。
バズり曲を生んでいる玉屋さんの楽曲で、もしかしたらと。
- 石浜
「Mステいこう!」みたいな気持ちになってました(笑)。
目標ではあるけど、そのための意識が足りなかったんでしょうか。
- 的場
とにかくYumiko先生の話を自分の中で繰り返し咀嚼し、未来の自分が後悔しないように動くのみでした……!
そういった涙や悔しさを経ての練習の成果というか気合いや気迫は、『平成令和ネバーエンドサンバースト』の冒頭、的場さんの「とんでもないことやろうぜ!」のセリフから伝わりました。声に圧があるし突き刺さってくる。
- 石浜
その反応が正解です! 虹コンってレコーディングでメンバー全員、全パートを1回は歌うんですけど、華鈴ちゃんのパートを聴いた時に上手すぎて、「これ以上のものは出ない!」と思って諦めました(笑)。
- 尾林
私も(笑)。
終盤に「終わんないよー!」って煽りが入っているのも、しつこさと熱苦しさがあって面白かったです。
- 石浜
ライブでも華鈴ちゃんの「終わんないよー!」って声が聴こえると、メンバーもファンのみんなもテンションが上がります(笑)。

間奏で神秘的な雰囲気になる展開もすごいなと。ぶち上げておいて、クールダウンさせて、またぶち上げるみたいな。
- 的場
おおっ、きたきた! そのパートはこちらの“おばはま”です!
尾林(“おば”やし)さんと石浜(いし“はま”)さん。
- 的場
あの振り付けは2人とも先生にずっと怒られてたよね(笑)。

- 石浜
こうやって手を組んで、神聖な雰囲気でやるんですけど、Yumiko先生に教えてもらった後に2人で練習して、2人で「できたね!」とか言って、先生に「できました!」って言って見てもらうんですけど、「できてない!」って言われて。それを何回も繰り返しながら練習しました。
- 尾林
できた時は褒めてもらえて、嬉しかったよね。
- 石浜
その日はRITOさん(元ミームトーキョー、元でんぱ組inc.メンバー)も来てくれていて、Yumiko先生とお手本を見せてくれたんですけど、それがあまりに綺麗で。「できました!」って言ってた時にそれを見たので、「私たち、全然違う……」と思って(笑)。

恥ずかしくなりました?
- 石浜
めっちゃなりました(笑)。よくこんなので「できた!」って言えたなって(笑)。
でも今は合格点をもらえてるわけですから。
- 尾林
今は自信あります! 注目ポイントです!