時代を超えて私たちを迎え入れてくださるのが嬉しい

そして、DEARSTAGE研究生の期間を経て、虹コンへの配属を告げられるわけですよね。
- 八木
研究生の活動が終わる2週間前くらいに事務所に呼び出されて、虹コンのマネージャーさんから聞きました。
- 伊藤
「この日のこの時間に来れますか」だけの連絡だったので、「私、なにか悪いことしたかな……」とドキドキしながら向かいました(笑)。
- 八木
それこそ、ぼんやりと「研究生は新グループでデビューを目指す」と思ってたので、配属を聞いたときは信じられない気持ちで。大きな会場でライブをさせていただいたり、全国のツアーやフェスに出させていただけたりする未来が目の前に現れて、ワクワクでいっぱいでした。
- 伊藤
「虹コン恒例の夏曲に、私達も参加しちゃうんだね」って帰りながら話したのを覚えてます。

12周年を迎える虹コン。歴史のあるグループです。最年少期の、しかももともとファンだったおふたりから見た、今の虹コンってどうですか?
- 伊藤
先輩方がとにかく優しいです。最初にお話ししたように、頭に入れなきゃいけない振り付けや曲がたくさんあるんですけど、困っていると皆さん、絶対に助けてくださって。私たちのこともしっかり虹コンの一員として迎え入れてくださって……誰ひとり置いていかずに、この先もずっと虹コンというグループを守ろうとしてくださってるんだなって感じがします。もう尊敬しかないです。
- 八木
的場華鈴さんは一度ご卒業を経験されながらも今唯一の初期メンバーなんですけど、全体レッスンのあとに残って私たちにダンスを教えてくださるんです。初期の虹コン……“当時”を知っている方が、時代を超えて私たちを迎え入れて、いろんなことを教えてくださるのがすごく嬉しいです。

いい話。虹コンの“血”はこうやって受け継がれていくんですね。ちなみに、おふたりはもう先輩方とは馴染めました?
- 八木
最初の頃、虹コンに詳しいまいまいにすごく助けられました。「この方はダンスが上手で、この方はギャルだから怖いわけじゃないよ」みたいな。
- 伊藤
(笑)。
- 八木
まいまいがいろいろ教えてくれるおかげで、先輩に話しかけに行く勇気が出ました。でも、まいまいはすごいんですよ。先輩からすでに「生意気子ども2」って呼ばれてるんですけど。
「生意気子ども」といえば川端優さんが呼ばれている愛称(?)ですよね。その跡継ぎというか。
- 八木
先輩にも怖気づかずに、友達みたいにグイグイいけるところがすごいんです。虹コンのTikTokで「メンバーが選ぶ“だらしない人”」を指差す動画を撮ったんですけど、先輩しかいない中で堂々と「優さんです」って即答していて。この子すごいなぁって思いました(笑)。
- 伊藤
昔から同級生とかよりも、年上とか先輩のほうが話しやすいタイプで……(笑)。先輩に囲まれているほうが、自分の素が出せるのかなと思います。