家族全員にハグをしました

先ほど少しずつお話ししていましたが、DEARSTAGE研究生のオーディションを受ける前のおふたりのこともお聞きしたいです。まずは「でんぱ組.incが憧れ」だった八木さん。
- 八木
でんぱ組.incさんを知って好きになったのは2021年、10人組になったときで。そこからグループの歴史とか、10人時代の皆さんの活動を辿って……こんなに「かっこいい」と「かわいい」が両立するグループがこの世に存在するんだって、衝撃を受けたんです。それで私、当時高校生だったんですけど、「卒業して大学生になったら、秋葉原ディアステージのディアガールになろう」って決めて。
なるほど! まず「ディアガールになる」だったんですね。
- 八木
「アイドル」というより「ディアステージのアイドル」になりたくて。なので秋葉原ディアステージで、見つけてもらえるまで頑張ろうって思ってました。でも、高3の夏に、ディアステージのアイドルオーディションが開催されることになって。「これはもう応募するしかない!」ってすぐに応募しました。

ディアステージ愛が強い……! その魅力ってどんなところですか?
- 八木
グループはたくさんあるけど、ひとつひとつがまったく被らない強烈な個性を持っていて。その上で、メンバーさんもひとりひとり違う個性があって……全員からRPGの主人公みたいな雰囲気を感じるところが、ほかの事務所さんより輝いて見えてました。
スラスラと語る姿に愛の説得力があります。伊藤さんも「虹コンが好きだった」と言っていましたね。
- 伊藤
私は、実は中学生の頃に、静岡から東京に通いながら別のアイドルをやっていたんです。1年くらいでそのグループはなくなってしまったんですけど、アイドルのことは諦められなくて。高校に入るタイミングでお姉ちゃんと上京して、二人暮らしをしながらいろんなアイドルのオーディションを見ていたんです。すごく慎重に、ゆっくりとオーディションを選んでいるうちに、「自分の本当にやりたいこと」がわからなくなってきて。普通に高校に通いながら、なんでもないアルバイトとかで時間を潰していたんですけど……(苦笑)。

でも気持ちはわかります。所属するグループ、しっかり吟味したいですよね。
- 伊藤
そんな時期に、ディアステージのオーディションの情報が入ってきて。いろんなアイドルが好きでしたけど、虹コンもその中の大きなひとつだったので、「虹コンさんと同じ事務所なら、もし自分が入れたら安心だし、また新しい夢が叶えられるかも」と思って応募しました。
結果、おふたりはそれぞれオーディションに合格。通知が来たときはどんな気持ちでした?
- 伊藤
実家のリビングでお母さんと一緒にいたんですけど、メールが届いて号泣でした。
- 八木
私も泣いて喜んだ。最終審査の手応えがまったくなくて、「絶対に落ちた」って思って毎日沈んで無気力に生きていて……(笑)。ベッドで過ごしていたら通知が届いて、飛び起きて家じゅうを駆け回って、家族全員に「合格した!!」って言いながらハグをしました。
