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今年の最強のラジオパーソナリティは誰だ?2025 AKB48グループメンバーのラジオを三度 勝手にランキング! 

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輝く!2025のラジオパーソナリティ・新クイーンは誰の手に?

2 SKE48 野村実代

2位 野村実代(SKE48) 『KORE-SUKI!RADIO』(毎週土曜20:30~21:00/TOKAI RADIO)

話題の音楽や食べ物など、東海エリアの「スキ!」を集めて発信していく30分番組が、昨年4位から2ランクのアップ。東海の重鎮・マーナイス鈴木氏とともにパーソナリティを務める野村実代のトーク力が遺憾なく発揮されている。

番組は3年目に突入したが、回を重ねるごとに2人のコンビネーションは洗練されており、裏表のない野村の性格が大爆発している。押しの強いマーさんに対し、彼女が負けていないところが最大の評価ポイント。ラジオ番組のみならず、テレビの情報番組あたりでも通用するのではないかと可能性を感じさせてくれる。

1 小栗有以 KANSEI

1位 小栗有以(AKB48) 『アッパレやってまーす!』(毎週火曜23:30~25:00/MBSラジオ)

一昨年、昨年と連続して3位だった小栗有以が、3年目にしてついに1位を獲得!

これほどまでに「ウ〇コ」「金玉」「肛門」という、お下劣極まりないワードが頻繁に飛び交うラジオ番組を私は知らないが(発言の主は大体くっきー!)、ありとあらゆる種類のハラスメントを真正面から浴びながらも、百戦錬磨の共演者(ハリウッドザコシショウ、みなみかわ、岬なこ等)と堂々と渡り合っている小栗は、もっと評価されていい。コンプライアンス番外地と呼ぶべきこの90分をAKB48のエースは涼しい顔で受け流し、秋葉原へと帰還していくのだ。

また、この1~2年はトークを裏回しするなど、ゆいゆいの積極性は増しており、パーソナリティとしての成長が見え、1位以外に置きどころがないという結論に至った。あとは、この無法地帯への出演を所属事務所がどれだけ許容してくれるか、にかかっている。

以下、5位以内にはランクインしなかったものの、注目のパーソナリティを紹介しておこう。

坂川陽香(AKB48) 『坂川陽香のかがやきラジオ』(毎週土曜19:00~19:30/YBSラジオ他) 『放課後☆LIVE CROSS』(毎週土曜20:00~21:00/FBCラジオ) 『Happy!!福井に来とっけの~』(毎月最終月曜21:30~22:00/FBCラジオ他)

今年1月、当サイトの記事「2025年、テレビのバラエティでブレイクしそうなAKB48Gメンバーは誰だ⁉」でも取り上げたが、AKB48の陽キャモンスターとしてブレイクする5秒前の彼女、実はすでに3本のラジオレギュラーを持っている。それだけでも十分に驚異的なのだが、どの番組でも達者なトークを展開中だ。『Happy!!福井に来とっけの~』はパトリック・ハーランのアシスタントとして出演し、積極的に番組を盛り上げている。『かがやきラジオ』では18歳とは思えない一人しゃべりで奮闘中。頭の中できっちり構成した内容のフリートークをできるのが彼女の強みだ。東京のラジオ局スタッフに早く見つかってほしいモンスターである。

赤堀君江(SKE48) 『SKE48の岐阜県だって地元ですっ!』(毎週月曜21:00~21:30/岐阜放送ラジオ)

2013年から続くこの番組に、昨年夏、メインパーソナリティに就任したのが赤堀君江。かねてよりラジオ向きと評されており、大谷悠妃(卒業)とともにYouTubeで「ゆうきみらじお」を更新していた赤堀だったが、その実力を見せつけられるホームができたことは大きかった。その進行ぶりはテンポがよく、メンバーとの息もぴったり。声のトーンも心地よく、クラスの女子の楽しいトークを聞いているかのような錯覚を覚える30分。このラジオの経験が、Team Eのリーダーとして言葉で伝える際に活きてくるはずだ。

地頭江音々(HKT48) 『ヒルマニ』(毎週月曜12:00~12:40/KBC)

昼間からマニアックなトークをお届けする帯番組の月曜を担当しているのがジェフ太郎氏、そして地頭江音々だ。この番組はバスケットボール「Bリーグ」の「ライジングゼファー福岡」を熱烈応援する40分なのだが、昨年秋から出演するようになったバスケ初心者の地頭江は勝利の女神としても奉られている。というのも、地頭江が出演するやいなや、ライジングゼファー福岡は怒涛の19連勝を記録。B2リーグ(西地区)で優勝したのだ。ビギナーだった彼女ではあるが、徐々に知識を得て、応援する熱も上昇している様子。すっかりバスケ沼にハマった地頭江だが、バスケ熱とは別に、トークが堅実である点も評価ポイントだ。

渋井美奈(HKT48)

HKT48・6期生の16歳。ニックネームは「しぶいちゃん」。レギュラー番組こそ持っていないものの、キャラクターの宝庫であるHKT48の中でも、ひときわ輝くキャラの持ち主で、出演した番組では必ず爪跡を残す。そのキャラとは、AKB48G用語で表現するとksgk(クソガキ)。先輩にも臆することなく話しかけ、特に3期生の栗原紗英大好きマンとして知られている。両者が共演すると、しぶいちゃんからのLOVEが強すぎるあまり、栗原紗英が(ラジオなのに)黙り込むという現象も。他にも、石橋颯、石松結菜、大庭凛咲など、現在のHKT48は多士済々で、ラジオ向きのメンバーが揃っている。

谷口茉妃菜(STU48) 『STU48の保健室ラジオ』(毎週日曜22:00~22:30/広島FM) 『STU48のすだちでキュン♡』(毎週月曜23:00~23:40/四国放送ラジオ)

昨年のこの欄でも取り上げたが、谷口茉妃菜の進化が止まらない。四国放送の野口七海アナとともに『すだキュン』を作り上げてきた彼女だが、同番組では“妹”として機能しているのに対し、後輩メンバーをゲストに招く『ほけラジ』では“お姉さん”として番組を進行しているのだ。その進行ぶりは堂に入っており、メンバーやリスナーからの悩み相談への答えも妙な説得力がある。この両番組は、彼女の成長を確認できるドキュメンタリー番組でもある。

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今年のランキングを制したのは小栗有以だった。その最大の理由は、外の世界で戦っているという点だ。過去、連覇を果たした鎌田菜月は、お笑い芸人らと肩を並べて、自身のグループを飛び出し、外の世界で2時間番組を持っていた。当然、比較される対象は芸人だ。それがいかにしんどいことか、想像すればわかるはず。小栗もそれは同じで、アイドル界の理屈が通じないお笑い芸人と同じブースでトークすることは、若くしてこの世界に足を踏み入れたアイドルにとって、とてつもなくハードルが高い作業だ。もし小栗の他にそんなメンバーが出現したら、来年のランキングに変動があるかもしれないが……果たしてどうなる?

取材・文/犬飼 華