ガラスガールNEXTでお送りする、毎月さまざまなアイドルが登場しフリーダムに執筆する「マンスリーアイドルコラム」。
2月の火曜日を担当するのは、「アップアップガールズ(プロレス)」の鈴木志乃。
2月4日、11日、18日、25日……と、4週にわたって公開される彼女のコラム。初回は彼女の今までの人生について。
ちなみに、火曜・金曜それぞれ1週目はガラスガールNEXTに入っていない読者も閲覧可能! ぜひ、ガラスガールNEXTへご加入を!
私にはこの活動に至るまでに、さまざまな出来事がありました
皆様はじめまして!
アップアップガールズ(プロレス)の鈴木志乃です。
私の所属しているアップアップガールズ(プロレス)は歌って踊って闘えるアイドルを目指し、毎週プロレスの試合、毎週ライブをしてます。
オーディションに合格したら、ダンスレッスンとボイトレと同じように受け身の練習も始め、プロレスラーとしてデビューもするグループです。
![【マンスリーアイドルコラム No.021】アップアップガールズ(プロレス) 鈴木志乃 #1「鈴木志乃タイムスリップします!」(2月火曜担当・全4回) 1 shino 001 01](https://glassgirl.info/ggwp/wp-content/uploads/2025/02/shino_001_01.jpg)
そして私、鈴木志乃は、中高吹奏楽部。地元の短大へ進学。前職はバスガイド。3年勤務して、アップアップガールズ(プロレス)のメンバーとして24歳でデビュー。それまで、プロレスは一度も見たことはありませんでした。
それが今、アイドル兼プロレスラー。
どう考えても点と点が繋がらない。経歴から今に至れない。
活動を始めてからも自分達のグループ曲である『アッパーキック!』を朝まで61回踊ったり。
61回踊ったと思えば、草むらで水着で踊ったり、
今は雪山で水着で踊りたいと思っていたり。
と、ぶっ飛んだ人だと思われがちです。
でも、オーディション会場に行けば爪痕を残そうという空気感に苦しくなってしまったり
「もっと面白いことできるでしょ」
「もっとぶっ飛んでるでしょ?」
などの言葉で眠れなくなったり、喋れなくなったりします。
プロレスラーとしても強くもなく。
すごいことができるわけでもなく。
できなかったことだけを数えてずっと凹んでいたりします。
ダンスも歌も得意ではなく。自分達の曲を来週までに「100回踊ってきなさい」と言われ100回踊ってきたのに今でも踊れずダンスの先生も「……なんでだろうね」とお手上げだったり。レスを送ったら踊りが分からなくなります。
歌はワンフレーズで痰が絡んで悩んでます。
余談ですが、ライブ前に歯磨きするとめちゃくちゃえずいてしまうことも悩んでいます。
ここまで読んでくださった皆様。ますます今に至れませんよね。
なぜ、こんな私はアイドルもプロレスラーも頑張り続けているのでしょうか。そしてこの先もずっと頑張りたいと思うのでしょうか。
向いてるもの無いはずなのにそれでも今の自分が幸せだと思えるのはなぜでしょうか。
私にはこの活動に至るまでに、さまざまな大きな出来事がありました。
それは全部【アイドルに24歳までなれなかった。ならなかった】理由です。
でも【今の私になる為の出来事だった】と私は思います。
ただこの過去に「今の自分」が戻れたのならどんな言葉をかけ、どんな活動をするのか気になるので。
ふざけているようですが、安定した会社員を辞めてまでもなりたかった理由を今の自分でもう一度見つめ直すためにも、このコラムで、今に至るまでの大きな出来事にタイムスリップします。
来週は恋愛も禁止、LINEも禁止、そんな吹奏楽部に入部した私は「高校を辞めアイドルになると」四者面談で顧問と、担任に母の前で伝えたのです。
でもなれませんでした。
次回は、そんな2015年の秋にタイムスリップ!
皆様読んでいただきありがとうございました。
次回も是非読んで頂きたいです!
![【マンスリーアイドルコラム No.021】アップアップガールズ(プロレス) 鈴木志乃 #1「鈴木志乃タイムスリップします!」(2月火曜担当・全4回) 2 shino 001 02](https://glassgirl.info/ggwp/wp-content/uploads/2025/02/shino_001_02-1280x853.jpg)
PROFILE
鈴木志乃(アップアップガールズ(プロレス))
すずき・しの
1998年7月15日生まれ、静岡県出身。 身長157cm、血液型B型。入場曲でもあるソロ曲『ワタシノセオリー』が好評配信中。趣味は御朱印集め。観光案内も得意。
オフィシャルホームページ
https://ameblo.jp/upupgirls-prowrestling/文・写真/鈴木志乃