INTERVIEW

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夢の写真集がついに発売。相楽伊織が語る「元アイドル」がセカンドキャリアを成功させる秘訣とは

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乃木坂46 OGの相楽伊織が、今週6月27日(木)に自身初の写真集『浮泳夢(ふぇむ)』を発売する。

昨年、事務所を移籍し、「ずっとやりたかった」と語るグラビア活動をスタート。念願だった写真集発売を果たすことによって、セカンドキャリアを成功へ導いた元アイドルのひとりになるだろう。そんな彼女に、写真集にまつわる話や、元アイドルのセカンドキャリアについて語ってもらった。

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PROFILE

相楽伊織ファースト写真集『浮泳夢』
出版社:集英社 発売日:2024年6月27日 撮影:佐藤裕之
「解放」をテーマに臨んだ今作の撮影地は台湾。エキゾチックなディープ台湾が味わえる台中と、綺麗なビーチや絶景が堪能できる台湾屈指のリゾート地の墾丁にて撮影を敢行。
本人史上最大露出で臨んだ今回の写真集。ビーチやプールでの水着やホテルでのランジェリーはもちろんのこと、これまでのグラビアでは見せたことのないドキッとするようなカットまで、新たな相楽伊織の姿が満載。

誤解を早く解きたいというか、そんなふうには言わせないぞと

今月、芸能活動10周年を迎えました。相楽さんはこのタイミングで写真集を出すのを目指して、昨年からグラビア活動に力を注いでいたんですよね。

  • 相楽

    そうですね。小さい頃、AKB48さんが好きだったこともあって、もともとグラビアというものに憧れはあって。自分がアイドルでいる間も、メンバーが写真集を出していくのを「いいなぁ」、「私も出せるようになりたいなぁ」と思いながら見てました。そういう意味では、昨年から目指していたというより、昔からのひとつの目標だったところもあって。

    だから発売直前の今、これまでなかった感情になっているというか(笑)。これが本屋さんに並ぶんだってことを想像すると本当に楽しみだし、感動しちゃいますね。

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©佐藤裕之・集英社

あらためて発売おめでとうございます。ちなみに、昨年グラビアを始めたとき、これまでの相楽さんを知る人たちはどんな反応でした?

  • 相楽

    「伊織ちゃんが頑張っていて嬉しい」って反応が半分。もう半分は正直、ネガティブ。「することないからグラビアにいったんだ」みたいな感じでした。グラビアって「大人がやらせている」って思い込んでいる人が多いと思うんですけど、「私でも言われるんだ!?」って(笑)。

    中にはそういう形もあるのかもしれないけど、私はずっとグラビアがやってみたかった人なので。その誤解を早く解きたいというか、そんなふうには言わせないぞと思いながら一年間やってきました。回数を重ねて、雑誌の表紙を飾らせていただくようになって、「やりたいことをやってるんだ」というのが伝わったみたいでよかったです。

発売前から本作の制作を追うドキュメンタリーが週刊プレイボーイ公式YouTubeで配信されています。台湾での撮影前、「アイドルの爽やかさ、清楚な感じを脱却したい」、「乃木坂46 OGというのは誇りだけど、この写真集で『アイドルではない相楽伊織』を見せられたら」と語っていたのが印象的でした。

  • 相楽

    完成した写真集を見た今、それは達成できたと思います。かわいいカットというよりは大人なカットが多いし、はつらつとした笑顔というよりは、ミステリアスで影のある感じの表情も多くて。現役時代を知っている方にも「いい大人になったね」と言ってもらえるような写真集になったと思います。

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©佐藤裕之・集英社

造語である『浮泳夢』というタイトル。ここにはどんな意味が込められているんですか?

  • 相楽

    夢占いで「水の中を泳ぐ夢」って“自由”や“解放感”を意味するらしいんです。ほかの候補に『泳ぐ夢』とか『liberation(解放)』というのもあったんですけど、「台湾で撮った」「水の印象が強い」っていうこの写真集に一番マッチするんじゃないかということで、この3文字の造語に決まりました。「ふぇむ」という響きには“女性らしさ=feminine”もかかってます。

    今回、タイトルもそうですし、中身の構成、表紙と、撮影後の制作の部分をスタッフさんに混ざって一緒に決めさせていただくことがかなり多くて。繰り返しになっちゃうんですけど(笑)、そういう意味でも完成した写真集を手にしたときは、本当に感慨深かったです。

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