INTERVIEW

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初防衛戦直前!アイドルとプロレスラーの二刀流! TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス王座を初戴冠したアップアップガールズ(プロレス)の渡辺未詩インタビュー

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ジャイアントスイングは『めちゃイケ』で加藤浩次さんにまゆゆが回されているのを観て知ってました

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そんなジム恐怖症だった未詩さんですが、いまや練習好きで知られてますからね。

  • 未詩

    プロレスを知らなかったので、みんな追いつくにはどうしたらいいんだろうって考えた結果、シンプルに時間を倍にして練習したら、その分だけ成長できると思ったんです。

    東京女子プロレスの練習は、新人たちと先輩で道場を使う時間帯が分かれていて、私は新人のほうだったんですけど、見学だけでもいいから先輩たちの時間にも入れてくださいとお願いして、 そこからほんとに倍の時間、道場にいるという感じになって。

プロテインも捨てずに飲んで(笑)。パワーもどんどんついていったんじゃないですか。

  • 未詩

    自分はパワータイプなんだって、そのあたりで気づいたんです。よくよく考えてみたら、これまでの人生でパワーで困ったことなかったんですよ。友達同士でも、自然と重い荷物を持つ側の人だったり、力仕事を担当したり。それこそデビュー戦でカナディアン・バックブリーカーで勝ったんですけど、あれってチカラがないとできない技じゃないですか。

カナディアンは相手を片方の肩に担ぎあげて腰を責めるという、パワーファイターしかできない技ですよ。いま得意としているジャイアントスイングもパワー系の大技ですしね。

  • 未詩

    ジャイアントスイングは、『めちゃイケ』でAKBのメンバーが加藤浩次さんに回されているのを観たことがあったんです。その時はプロレス技だとは知らなかったんですけど、プロレスラーになってから「これって、まゆゆが回されてたやつじゃない?」って気づいて(笑)。

「爆裂お父さん」の記憶が残ってたんですね(笑)。それがいまや未詩さんの代名詞的な技になって、世界中のプロレスファンからも注目されるキッカケにもなってます。未詩さんが独りで二人を抱えあげて回す「ダブルジャイアントスイング」という超大技もありますし。

  • 未詩

    ダブルは、1人だけだと物足りなくなって、2人まとめて行けるかもって思ってチャレンジしてみたら出来たという技ですね。私、デッドリフトだと100キロくらいまではいけるので、重さ的には回せると思ったんですよ。あと「開花式」という、相手を抱えあげた状態から回すというジャイアントスイングもあるんですけど、これもプロレスを知らなかったから出来た技なんです。

    プロレスファンだったら、ジャイアントスイングはマットに寝ている相手の足を持ってから回し始めるという固定観念があったと思うんですけど、私はどんな状態からでも回せるなと思って、抱えてから回すとだんだん相手の体が開いてお花みたいで可愛いと思って、使い始めた技です。

2023年2月に武藤敬司さんの引退興行が東京ドームで行われた時に、東京女子プロレス提供試合があり、未詩さんも出場しました。そこで披露したジャイアントスイングは会場を沸かせました。

  • 未詩

    東京ドームで試合が出来たのは嬉しかったですね。私がアイドルになりたいって思ってた時に、こうやって大きくなっていこうという道筋をよく妄想してたんですよ。デビューのリリイベは池袋サンシャインの噴水広場で、そこからライブハウスとか回っていって、ホールツアーもやって、最終的に武道館にたどり着くのが王道だな、とか。でも、まさか噴水広場も武道館も飛び越して、プロレスで東京ドームに立てるとは思ってなかったので、これは想定外過ぎましたね。

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