今年の12月17日(日)、ガラスガールの公式フェス「ガラフェス-日比谷野音デリシャスサンデー-」が、日比谷野外大音楽堂にて行なわれる。
前回は7月30日(日)に上野で開催されたガラフェスだが、どんどん来場者も増え、次回の野音は過去最大級のキャパとなる。
12月に行なわれる最高のステージを楽しむために、ガラフェス実行委員会の4人を緊急収集。ガラフェスの歴史と、「どんなフェスになるのか?」。その真相に迫る!
【座談会参加者】
PROFILE
澤・武論尊
ガラフェス実行委員会代表。ガラフェス発起人の音楽プロデューサー。音楽スタジオ『スタジオ東和』を運営。『下町レゲエ』『J.T.C』などのMIX CDをリリース。
オフィシャルホームページ
https://garafes.com/最初のガラフェスはさすがに心折れましたよ
さて、今回は「ガラフェス座談会〜ロード・トゥ・野音〜」ということで、ガラフェスのメインスタッフのみなさんに集まっていただきました。ガラスガールの公式フェスとして進化を続けるガラフェスについて、いろいろ聞いていきたいと思います。では、ガラフェスの最初のお話をしてもらえますか?
- 澤
はい。2018年の8月に、僕とレゲエミュージシャンのCHOP STICKさんのふたりで立ち上げたのが始まりです。上野公園の水上音楽堂を借りて、レゲエミュージシャンを中心に、あやまんJAPANさんや長井秀和さんといったタレントさんをブッキングしてました。当時から、「他にはない音楽フェス」を目指してましたね。
- アオキ
尖ってますよね(笑)。当時はどのくらいの動員だったんですか?
- 澤
いきなり立ち上げたフェスだったので全然でしたよ。80人くらいです。水上音楽堂って1200人とか入るんですよ。そこに80人ですからね。その前にやっていたレゲエのみのイベントでは、1200人を満員にしたこともあったんで衝撃でしたね。
80人!! よく心が折れなかったですよね。
- 澤
まぁまぁ、折れましたよ。でも、CHOP STICKさんが「澤くん、これは絶対に続けるべきだから。俺もずっと付き合うから頑張ろう」って励ましてくれて。CHOPさんは、レゲエ界ではかなりの重鎮なんですけど、いまだにガラフェスの総合MCをやり続けてくれてますから。
- 篠本
そう、ボクが澤くんやCHOPさんと知り合ったのが2018年くらいで。当時は、まだガラフェスの存在も知らなかったんだよね。澤くん、自分のことあんまり話さないから。で、2020年になってから「実は、こんなフェスをやってるんですよ。手伝ってくれませんか?」って言われて驚いたよ。一緒に新宿のテルマー湯ってサウナで外気浴をしてるときに突然だったから。
- 足立
自分がガラフェスに関わり出したのも、その辺ですね。澤さんがウチのジム(六本木にある『ボディプラント』というトレーニングジム)に通っていて。トレーニングの最中に「実はこんなフェスをやっていて」と言われて。「なんですかそれ、面白そうじゃないですか」って、参加するようになりました。
足立さんと篠本さんがガラフェスに関わるようになっていったのが、2020年から2021年で。そこから、AMEFURASSHIさんや、アプガさん、開歌-かいか-さんといった、アイドルも多くブッキングされるようになっていくんですね。
- 澤
そうですね。それと足立さんが、格闘技やプロレス方面にもコネクションをお持ちだったので、東京女子プロレスさんに出てもらったりもしました。
- 篠本
足立さんは、一世を風靡した格闘技イベント『PRIDE』の元ジャッジマンですし、新日本プロレスの“レインメーカー”こと、オカダカズチカ選手に肉体改造を施したフィジカルトレーナーですもんね。
- 足立
東京女子プロレスは、今もガラフェスに参加してくれているのでありがたいです。
- アオキ
プロレスがあることで、ガラフェスが他のイベントと一線を画している部分はありますよね。
- 篠本
そんな感じで「面白いフェスだなー」って思っていたときに、ガラスガールを立ち上げることになって。そのときに澤くんと「ガラスガールとガラフェス合体しない?」って持ちかけたんだよね。ガラフェスもアイドルに特化したイベントに動き出していたし、ガラスガール的にもアイドルだけじゃなくて、アーティストや女子プロレスっていう、いろんな女の子がキラキラしているガラフェスに魅力を感じてたので。
- アオキ
そうですね。で、2022年3月にすべてが動き出すという。でも自分的には「ガラスガール」というアイドルWEBマガジンと、「ガラフェス」っていうリアルイベントの両方の運営になるとは思ってませんでしたよ。
- 篠本
たしかに(笑)。