試合を見たくて休暇って、叩かれる覚悟もしていました
そして2014年以来、イニエスタ選手を追い続けてきたFUYUKAさんは、6月6日、当時彼が在籍していたヴィッセル神戸と古巣・FCバルセロナの親善試合を観るための「イニエスタ休暇」を取ってネットをザワつかせました。
- FUYUKA
その日SW!CHは、SHIBUYA PLEASURE PLEASUREでのイベントに出る予定だったんですけど、ヴィッセルとバルサの試合が決まったときにはまだタイムテーブルが発表されていなくて。国立競技場での試合だったので、タイムテーブル次第ではライブが終わったあと、試合を観に行ける可能性があったんです。だから最初はメンバーと運営さんに「ライブが終わったらすぐに国立に行ってもいいですか?」というお話をさせてもらいました。
ところがSW!CHの出番や特典会の時間とキックオフの時間がカブってしまった。
- FUYUKA
なので、そこからはダメ元で。自分としてはイニエスタ選手とバルサの試合は絶対に観るべきものなんだけど、必ずしも納得してもらえないだろうとも思っていましたし。
FUYUKAさんにとっては一大事であるものの、ともすれば「遊びに行きたいから仕事を休みたい」と言っているように見えなくもないですもんね。ちなみにFUYUKAさん以外のSW!CH関係者ってサッカーに明るいんですか?
- FUYUKA
みんな、「ワールドカップがあるなら試合を観てみようかな」という感じのサッカーファンですね。
そうなると、なおのこと交渉は難航しそうだ(笑)。でも最終的にはメンバーもスタッフも快くFUYUKAさんを送り出してくれました。
- FUYUKA
許可をもらえたのはやっぱりすごくうれしいことだったんですけど、「試合を純粋に楽しめるかな?」といううしろめたさみたいなものもありました。
それはなぜ?
- FUYUKA
みなさん、いろんな考え方があるから賛否両論あるのは当然だと思っていたし、叩かれる覚悟もしていましたから。
ところが「イニエスタ休暇」がアイドル系のネットメディアはおろか、サッカー系メディア、さらにはスポーツ新聞のサイトでも記事になった上に「休暇」をお知らせするツイートがバズった結果、本当に多くの人たちに好意的に迎え入れられた。
- FUYUKA
SW!CHやアイドルについて詳しくないだろうなっていう方にまで「アイドルっていう職業には有休がないんだから、こういう休暇も必要」とか「今の時代らしい」と言っていただけたのはすごくうれしかったし、勉強にもなったし、しっかり楽しまなきゃいけないな、という気持ちにもさせてくれました。
当時「イニエスタ休暇」についてファンの方から直接声をかけられたりは?
- FUYUKA
以前からイニエスタ選手のファンであることを公言していたこともあって、イベントの日程と試合の日程が発表されたときから「絶対に観に行ったほうがいいよ」って言ってくださる方もいたし、運営さんに「この試合はFUYUKAちゃんにとってすごく大事なものだからぜひ行かせてあげてくれ」って直接お話ししたり、プロデューサーさん宛に手紙を書いてくださったりする方もいて……。
ファンが「イニエスタ休暇」を後押ししてくれた、と。
- FUYUKA
だからライブをお休みすることが決まる前から「本当にファンの方に恵まれたな」「みんな優しいな」って感動していました。