教員免許を放棄してアイドルに
ここからはおふたりについて掘り下げていきます。
- 2人
はい!
野々宮さんはTikTokで「小学校の教育実習が無理すぎて教員免許を放棄。やることがなくなったからアイドルになった」と明かしています。これは本当ですか?
- 野々宮
間違いないです(笑)。
教育実習の何が無理だったんですか?
- 野々宮
小学1年生の教育実習を1年間してたんですけど、授業をやってても、めっちゃデキる子とそうでない子の差がありすぎて。めっちゃデキる子たちが、「なんでこんなつまんない授業してるの?」みたいな顔をしてるのを見て、「そうだよな」って思っていろいろ考えてたら、もう嫌になりました(笑)。
どこでその差が分かるものですか?
- 野々宮
デキる子は平仮名だけじゃなくて漢字も書けるようになっているけど、そうでない子はまだ平仮名も書けなくて。
なるほど。それで嫌になって、やることがなくなってアイドルになったと。
- 野々宮
大学3年生の時かな。友だちに「アイドルやったら?」って言われて、なんとなく「やってみるかあ」ってなって。
すごく楽観的(笑)。元々、好きなアイドルはいましたか?
- 野々宮
いや、いなかったです。アイドル自体もそこまで興味がなくて知らなかったですし、TIFもアイドルを始めてから知りました。
お手本にしたアイドルはいましたか?
- 野々宮
虹のコンキスタドールさんです。いつか共演してみたいと思ったし、虹コンさんを見にTIFにも初めて行って。そこで私も「めっちゃ出たい!」と思って。初めて熱が入りました。
そんな虹コンさんと同じTIFに出られるのは感慨深いですね。
- 野々宮
今年も虹コンさんのステージを見るのが楽しみです。
深川さんは、自己紹介動画やプロフィールを拝見したところ、ピアノを2歳、ダンスを3歳、歌を小学1年から始めて、地元のイベントに多数出演。avexキラットエンタメチャレンジコンテスト九州代表ファイナリスト(2009年〜2011年)、EXPG特待生(2010年〜2011年)、アイドルベストシンガーコンテスト優勝(2018年)等々、数々の実績をおさめています。シンガーソングライターとしても活動されていますが、どうしてアイドルもやろうと思ったのですか?
- 深川
学生の頃からスカウトもあったけど、地元の宮崎から上京して一人暮らしをするのは不安で考えられなくて。それで、福岡のスクールに通っていたんですけど、東京でライブ活動をしたい気持ちが強くなっていったのと、ダンスもグループ活動もしてみたいと思って。東京のオーディションを受けたら今の事務所に受かって。スクールを卒業して上京しました。
深川さんのソロ歌唱の動画も拝見しました。実績が物語っているというか、歌唱力と表現力が高いのはもちろん、作詞作曲、振り付けも手掛けていて、アイドルでありクリエイターだなと思いました。
- 深川
ありがとうございます。ゼロから何かを作るのがすごい好きなんです。
一方で、野々宮さんは個人でYouTubeチャンネルを立ち上げていて、こちらもご自身で作詞作曲、振り付けのMVを公開。深川さんは音楽をきちんと学んできたいわばエリートですが、野々宮さんは独学のアウトローなイメージで自由だなと思いました。
- 野々宮
自由にやっています(笑)。私は歌もダンスも習っていなかったし、ダンスもメンバーの中で一番下手だし。メンバーみんな何かしらの経験者でちゃんと基礎があってすごいけれど、私は基礎がないんです。
それでも行動力がすごいです。お互いに影響を受けるところがあるんじゃないですか?
- 野々宮
史那は本当にすごい。
- 深川
ののちゃんの個性も本当に勉強になるところがいっぱいあります。ののちゃんに出会って考え方とかも結構変わりました。
- 野々宮
えっ、大丈夫か? 悪影響なんじゃないか?
- 深川
年上というのはもちろんあるけど、すごい引っ張ってくれるし、頭の回転も行動も早い。
- 野々宮
そう? 史那がぼーっとしているだけだよ。
- 深川
あはははは。
- 野々宮
多分、史那は真面目。すごいデキる子なのに絶対謙虚だし、絶対天狗にならない。そういうところがやっぱり向上につながっているのかなと思います。
深川さんが天狗になりそうになったらどうしますか?
- 野々宮
たまにはなってもいいと思います。私がナルシストだからそういう時もあってもいいかな。
- 深川
そっか(笑)。